China Tour 11
- Post by: AKI
- On: 11月 18/09
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最初から50分おしにちょっと不安になる。
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何しろあまり遅いとお客さんの帰りの足もあり不安なのだ。
GeNeはここ上海でも非常に評判がよかった。
きっちりしていてちょうど30分でプログラムを終える。
いいね。
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そしてシャンチー(鐘荘)の登場だ。
クリアな声、リバーブをフルに使ったスタイルはとても良かった。
才能あるね。
でも、これはPAも優秀でないと難しいバンドだな。
MAOのオペレーションは完ぺきでそれもあり非常にいい演奏であったように思う。
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そして、僕らの出番だ。
幕がないので飛び込みでのプレイになる。
実際リハーサルもやっていないのでまあ、ぶっつけだ。
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今日はセットリストを少し変える。
昨日やったターニャのカバーは今日はやめてオリジナルの日本語を増やす。
上海ではもう日本はあたりまえなので、僕らが中国語のカバーをやることに退屈を感じてしまうだろう。
なので、中国語はアレンジをきちんとした曲のみにしてあとは日本語とオリジナルの中国語の曲の構成にした。
上海の観客はロックに慣れている感じがして、のりも日本とあまり変わらない気がした。
重慶ブルースではちゃんと歌詞の意味を中国語で伝える。
その意味を理解してくれたお客さんからは格別の拍手がもらえる。
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盛り上がる部分とちゃんと聞いてもらう部分。
この二つをこれからも大事にしていきたい。
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GYPSYQUEENの次は中島満雄。
かれの正統派ロックスタイルは蘇州よりも上海の受けがよいのかもしれない。
最後を飾るサンプラザ中野くんさんはもう、どこの国でも一緒である。
確立された個性で突っ走るので僕らもついつい乗せられる。
ランナーの中国語版。なんだかぴったりだ。英語と中国語を混ぜたトークもめっちゃおもしろい。
そう、ものすごいリード。
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そうしてあっという間のステージが終わった。
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最後は出演者全員でセッション。
「Happy to see you」、「相信愛」。
共にこの旅を象徴する曲だ。
短いツアーもこれで終わる。
最後にちょっとだけ残念だったことはセッションの時にシャンチーを呼び入れなかった事。
最初聞いていた情報で彼女は参加しないと聞いていたので声をかけなかったのだ。
後から聞くと彼女もステージ袖にいたという。
それはさすがに勝手にはでてこれないよね。
僕らが呼び出してあげないと。
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ここはノーマークだったので失敗だった。もうしわけない。
終演後、sinonと写真をうれしそうに取っている彼女を見て更にその思いは強くなる。
気付かなくてごめん。
事前の準備も必要だが中国は最後の最後に面と顔を見合せて話をすることも重要。
そこでもう一度決めごとを確認することも重要。
そんなことを感じさせられた。
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朱さん、しょうさんもものすごく喜んでくれていた。
ずっとステージを見守っていてくれた笹川さんも「大成功じゃない、おめでとうございます!」と言ってくれる。
本当にこの言葉一つで疲れも吹き飛ぶ。ツアーの仲間が喜んでくれることがとてもうれしい。そして感謝だ。
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各自片づけを進めバスに乗り込む。
なかなか全員がそろわず30分ほどバスの中で待機。
その後打ち上げに直接行くか一度ホテルに帰るかやり取りがあったがドライバーがもう帰りたいということでホテルへ。
まあ、朝8時からだから十分に予定勤務時間を大幅に超えている。
普通じゃ考えられないことだ。ドライバーだってツアーメンバーだ。感謝の気持ちを忘れずにいたい。
24:00ホテル着。
ここで荷物を下ろしすぐロビー集合。
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打ち上げ会場に向かうためにネンドさんがタクシーをあつめてくれていた。
ものすごく寒くなっていてこの時間のタクシーを探すのも大変な作業。
芸人なので話すこともすべて面白い。今回ほんといい出会いになったと思う。
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打ち上げ会場につくとこばじゅんさん組そしてMAO組も勢ぞろい。おお!よかったSam2さんもきていた。
お礼を言いたかったのでほんといい会になりそうだ。
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みんなで打ち上げとなる。
中野さんとWINGと今回のチャリティについて話をする。
チャリティの意味、意義。たくさんの話ができてよかった。
WINGは自分の人生を修行だという。そして音楽はそれを具現化するためのツールだという。
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この考え方は僕も全く一緒だった。
完璧にいっしょ。ほんとなんだ。すごく嬉しかったよ。その言葉を彼から聞けたとき。
同じ考えで生きている人がいるんだってね。
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だから彼とは話が合うのか?
とても意味のある時間。
5年の時を超えてまるでさっきまでしていた会話の続きが始まったように僕らの時計は再び動き始める。
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僕らはみんなみんな覚えている。
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これからWingとやること。
いろいろ広がると思う。
そして意味のあることになるだろう。
それは僕らだけじゃない。
今日こうしてこの場にいる無償の協力をしてくれる人、心から一緒に何かやることに意義を感じてくれる人でスタートするプロジェクトだ。
できそうにもない理想論を飲んだ時に交わすのは好きではない。
意味のあること、実現できることを話し合う僕ら。
打ちあがりたい気持ちよりも今日は話すことを選んだ。
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今日の会話は僕らの新しい始まりを示してくれる重要な出来事であった。
時はエンドレス。
3時を過ぎて東京組は帰路につく。
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さらに寒空の夜明け前。
さすがにホテルまで20分程度でたどり着く。
4時前にホテルにつき解散。
素晴らしい夜、最高の3日間だった。