エンドルフィン
- Post by: AKI
- On: 11月 21/09
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中国ツアーからかえって数日。昨年から復活した中国であるが今回、ようやくテンポを取り戻した感じだった。
次のプロジェクトも動き始めたことが物語っている。
今までの出来事とちょっと違うのはその中心に「四川地震に対して何か自分のできることをしたい」と思う人たちという核がある。
これは重要なことだ。
ある意味、この主体を持たない人からするとなんの価値も持たないものになるだろう。
反面、この主体に意義を感じない人は僕らにとっても価値がない。
それでいいのだ。
思いが一緒の人と何かができればいい。
それ以外はあまり興味がない。
そして、僕らは次に向けて話を始める。ねんど大介さんと東京であう。
つい先日初めてであってほんの10時間足らず一緒にいただけ。
それ以前も以降もなんの接点もないのに、顔を見た瞬間にいいきもちになれた。
それは仲間との再会ができた。
と脳内が反応した証拠である。意識にエンドルフィンが回っている。そんな気分だ。
廣友さん、三好さん、こばじゅんさん。そこは「上海」だった。
上海カニではなく、まあ、イタリアンを食べながらであるが。
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一人の善意は大きな流れは作れないし、あまりにも労力が発生すると疲れてしまう。
みんなの気持ちが一つになって何か動きだそうとするときの快感はなかなか経験できない。
この上海でであったチームでこれから何ができるか楽しみである。
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そして、話は戻り、中国から帰国後。ぼくらの気持はラオスにとんでいた。
東京にある東京国際学園で駐日ラオス全権大使のシートンさんに会うためだ。
大使には敢えて内緒にしてもらっていたのでシートン大使に会った瞬間の大使の笑顔は思いっきり頭に焼きついた。
あの笑顔。
ワットプーでもみたあの素晴らしい笑顔。
ラオスにかかわってきてよかったとおもえる瞬間。
コプチャイ。
この流れも尽きることはない。
東京国際学園は今ラオスに学校を立てている。
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何棟もだ。それができるのも学校という組織の特徴であろう。
学校は年をとらない。毎年新しい生徒が生まれ、気づき、行動を起こす。
毎年毎年新しい力が生まれてくるのだよ。それはすごいよね。
そして、卒業生たちのこころのよりどころ、素晴らしい思い出にもなることもあるだろう。
常日頃「継続しなければ意味のないこと」といっているのは継続することの大変さを分かっているからだ。
だけど、学校ならそれが実現できる。
学校に通う子供たちがラオスの学校の援助を行っていく。
それは子供たちによる新しいネットワークになるだろう。
やがて相互交換となっていくことは容易に想像できる。
ラオスに建てた学校を卒業した子供たちが成人となり日本にきたとき。
きっとこの活動の大きな節目が来るな、とおもう。それはもちろん、素晴らしい節目になるだろう。
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中国も、ラオスも本当に気持ちがよい。
それは多分「気持ちよい心を持った人と出会うこと」で自分も浄化されていると確実に思う。
こんなに素晴らしいものをもらって僕はどうすればいいのか。
誰かに返していかねば。
誰かにこの思いを伝えていかねば。