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そんなわけで今回は本当にたくさんの人と会ったのだが、会うべくしてあった人ももちろん多いが旅の中での出会いも印象的であった。

何しろ、僕らしかいないのだ。交流するとかそういうものではなくて会話しないと成り立たない。

そんなわけで遠く南下する街道筋でいろいろな人と話した。まあ、最初は普通に買い物から。これは問題ない。いつもの通りだ。

?

やはりみんな英語は分からない感じだったが、もう直感的にカタコトのラオス語で話しかけると非常に喜ぶ。これはすべての基本なんだよな。

と改めて思う。

これから見知らぬ国を旅しようとする人は是非試してみるといい。

文法がとか発音とか言ってるうちはまだ余裕があるのかもしれないけれど確実に会話しないと成り立たない局面にそなえて少しでも主張する言葉を覚えて旅をしてほしい。

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まあ、英語がある程度分かれば大丈夫。

確かにそうなのだが、その国にはその国の文化がある。それを大切にすることは相手を大切にすることと同義語だ。

ていうか、ほとんど一般の人には通じないもんだったりする。

相手がしかめっつらをした大人でも、なんとなく目線をそらす女性でも、興味津々で寄ってくる子供たちでも。

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最初の一言を君が発すればその旅は格別なものになろう。

道は一直線。今まで見た風景とは異なってくる。そうなるともう普通の景色さえ特別なものになってくる。

爆走するバスの中では大きなカーブで減速したときや、クロスロードなどが町を知るポイント。そんなときに

シャッターを切る。

そして、休憩。こんなときは誰かと話さねばやってられない。

今回思えたラオス語は「ムエイ(疲れた)」だ。まあ、こうして旅をしない限り使わないよね。

景色が変わるとなぜか人の顔も変わったように見えてきた。町を越えて川沿いを走り、乾いた土地を抜け再び緑が深くなってきたころに

「目標までどれくらい?」と聞くと「あと半分ちょっとだよ」といわれた。

うむ。

旅はムエイだ。

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