相約北京6
- Post by: AKI
- On: 5月 12/10
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?2010/05/02
6:00起床、7:00食事。岩渕はほぼ徹夜で準備をしていたという。MACHAのトラはそれはそれはプレッシャーなのだろう。8:00ロビー集合。
バンに乗り会場へ。昨日開始が遅くなったこともあり、今日もそうなるだろうと思うがここはお任せモードで会場へ。
不思議なことに今日はまだ柳も降ってこない。そういえば夜もなくなるんだよね。
Shinonは歌っていると口に入ってきてむせてしまったと言っていた。これ食べちゃうのはやだなぁと思う。
今日はチリから来たフラメンコと一緒のステージ。フラメンコダンサーってカッコイイ。
本場のダンサーを見たのは初めてだったのでリハーサルを純粋に楽しまさせてもらう。
そこにこっちに向かって手を振っているダンディな人がいた。なんと老リー登場!
2004年のツアーの時、僕らのバスのドライバーを務めてから北京にくるとずっとサポートしてくれた老朋友の一人だ。
05年の反日の時にもライブハウスまでわざわざ応援に駆けつけてくれた。仕事を超えた親友だ。
この人、政府関係のドライバーを束ねていて偉い人なんだろう。
僕らが演出公司のタンさんとまだ連絡がつかない、と言ったらいきなり直接電話をかけてタンさんにつないでくれた。
彼にあったことでどれだけ元気になったかわからない。
今回も参加者リストを見て僕らの名前を発見してくれてわざわざ来てくれたのだ。彼はチリチームのドライバーだという。
「なんで日本チームじゃないの?」と聞くと彼は大きな車担当らしく10人以下は違う人になるという。
「だから来年は10人以上でこい」と笑いながら言っていた。そんなこともありテンションアップ。
11:30からのステージは気持ちも入りいいステージになったと思う。
岩渕も二日目でようやく慣れてきたようでギタープレイに抑揚が出てきた。いい感じだ。
みな、いい顔になってきている。
昼前にホテルに戻るとリータオの友人が携帯と地図を持ってきてくれていた。
僕は地図で大喜び。viviちゃんも携帯に大喜び。
そしてyokosoJapanの柏木さんと一緒に柳降る中、近くのSPACafeへ。
スタバみたいなチェーンで北京市内いたるところで目にする店だ。
話を聞くと日本と中国の間で活動される人たちの苦労や今の中国の勢いが分かる。いい時間だ。
その後ランチへ。午後はようやくオフタイムということで秀水に向かう。ここは先日の交流基金や大使館近くのエリア。
今回はなぜかこの辺が多いね。コバジュンの家も近いという。久しぶりにゆっくりとした午後。
夜はBTVの王さんと会食だ。ホテルに登場した王さんは颯爽とした感じ。
市内に家を5軒もち、車も毎回違う外車で乗りつける。まさにエリートである。
王さんとの出会いも長い。2002年呂遠さんの作品コンサートに出演するために呂遠作品を覚えなければいけない。
そして、その曲は誰も知らなかったし、譜面も恐ろしくアバウト&画質が悪くかなり追い込まれた状況だった。
その頃ヨタさんの知り合いであった王さんとshinonが連絡をとり歌を教わることから僕らのストーリーは始まる。
柏の駅で待ち合わせして初対面の二人が路上で中国の唱歌を練習する。
これは今思うとすごいよね。あの頃はすべてがチャレンジだったからどんなことでもやってのけた。
そしてそれが今でも大事に残っている。
人と人と交流の記憶はなかなか消えるものでもない。
一緒に日本で中華料理に行ったり、04年に北京のBARにライブを見に来てくれたり、05年大晦日に落ち込んでいる時、雪の中を京胡を持ってきて和ませてくれり僕らの北京には絶えず登場している人。
そしてBTVの文芸担当でもあり著書もたくさんもつ。
最新作にはshinonにもコメントをしてほしいということで実際に王さんの本へのコメントをshinonが書いて載せてもらっている。
それをやっている人、それが王さんである。
王さんが御馳走してくれるというので老北京に行きたいというとそんな安いものはよくない、といわれさらに歩くには遠いということで別の場所へ。
僕もそんなセリフ言ってみたいゼ。
よさげな火鍋屋があったがそこが閉店していたので結局ヨーカー堂の中にあるレストランへ。
しかしそれが大当たり。非常に綺麗かつおいしい店だった。
王さんからはBTVで何かドキュメンタリーができないか考えてみるという。
僕らの構想に対して100%のエールを送ってくれる。思えばもう8年の仲。
語りつくせないほどの歴史を持つ朋友だ。
ホテルに戻りひと整理。写真やこのレポも。
テレビをつけると万博の模様がまだ続いている。
谷村新司さんが歌っているとなぜ彼が歌っているかを説明するような話が出てきたという。
まだまだ気にしなければならない所があるんだなと気を引き締める。
安心はまだまだ危険ということだろう。
1:00就寝。いよいよ明日が最終日だ。