ランボン
- Post by: AKI
- On: 4月 20/08
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GUCCHI氏の写真が届いたので再びカンボジアネタで。
特にバンド面での話をしましょう。
当日会場について機材をセット。簡単なリハーサルを行う。この時点で僕は参加する予定なし。
お気楽なモードでした。大使が挨拶をする横にアンプをセットして、あとはもろもろのスタンドなどを確認して
控え室に入る。そのときにはすでにSHINONの衣装が出来上がっていた。
真っ赤なドレスでなんとなくモダンなんだけれど民族の香りがする。
結構いい感じだった。これで今日はいけると思う。ビジュアルって大きいし何よりも
カンボジアのものを身につけるわけだから歌う歌だってカンボジアになるんだ。
そう思い込んでステージまでのときを過ごす。
その間しゅうじとMACHAはリハーサル。しゅうじは若手ながらその前向きな姿勢からか
MACHAとも息が合い、まあ、ほんの30秒ほどリハーサルをみて問題ないと判断。
「いい感じでやっといて」と再び控え室に。
そこにカンボジア人っぽいひとがいるので話しかける。
話してみるとやはりカンボジア人でしまも日本語が超流暢。
さっそく盛り上がる。僕らのカンボジアとの付き合いを話していると偶然にもSHINONの先生がその人のお兄さんということで
世界の狭さをここでも思い知らされる。
レセプションが進み出番前。しゅうじの目が泳いでいるのが分かる。
まあ、大丈夫だろう。彼には前に進む潜在力がある。
多分あるだろう。あってほしい。
超vipのスピーチや伝統芸能の後に一曲披露することになる。
この写真、なんとなく狭いところでやっている感じですがバックをよく見てください。
ものすごいところでやっています。
そして地下に降りていわゆるパーティだ。そこでの演奏を頼まれた僕ら。機材を運んでいる間にシートン大使と談笑。
しばらくすると準備完了である。
どうやってはじめるのかな?とおもっていると「もうはじめて」といわれるのでなんとなくスタート。
このゆるさがいいんだよね。
ここでは持ち時間が4曲なのでバリーエションを混ぜて演奏する。
そして、なんとここで僕も参加。チンチョプを真剣に打つ僕。
心配していたギターのコンビネーションもばっちり。
動じず演奏するシュウジとそれを見越してフレーズを構成するMACHA。
チンチョプをたたいていても心地よくなる。(かなり真剣な顔になっているみたいな)
そして、最後にはこのようなランボンとなる。アラピアはカンボジア人ならみんな知ってるという著名な曲。
日本人がやるのだからオリジナルには勝てないということでこの曲を明るくアレンジしたわけだが、
もう原曲自体がすばらしいので僕らの気持ちも盛り上がり結果的には会場もみな盛り上がる。
いきなりの構成の変更もまあよくあることなので、さくっと修正。
前に人が増えてきたら立ち上がる。
そんな、臨機応変なステージだった。?
ポンナレットとペンの二人にかなり助けられ盛り上がるステージとなった。
出会いって不思議だな。きっと、今日控え室で会わなければ一生会わなかった人たちかもしれないのに。
アンコールもかかり、同じ曲を二度やるという暴挙にでた。
音楽は間違いなく楽しい。それはジャンルとかコンセプトだとかそういうことではない。?
?楽しそうなお客さんを見てステージでどうこの盛り上がりをもっと盛り上げられるかを考え進めていければいいとおもう。
それが究極の音楽でジャンルはあえてない。あるとすれば、「みんなが幸せになる音楽」というカテゴリーだろう。
?終わったあと「楽しかった?」としゅうじにきくと即答で「はい、たのしかったです」と帰っていた。
きっと彼のキャリアのひとつになるだろう。SHINONも楽しそうだ。何よりも衣装が存在感を作り出している。
まちゃにいたっては天才芸。あばれうまのようなシュウジとのバランスをきっちり取りきれいに纏め上げている。
さすがだね。
音楽って結局、やって何ぼ。ひとつでも喜んでもらえるようにいろいろ考えていなけばと思う。
今日もいくつかの笑顔がうかがえた。それでまずは幸せだ。
大使と一緒。みんなちょっと硬いかも。
こうしてあっという間に僕らのカンボジア第一弾というべく試練がスタートした。
このプラス思考の試練。もっとこい!もっとこい!