若き情熱
- Post by: AKI
- On: 5月 26/10
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今回のラオフェス。いつもの公演と違うところがあった。
中野さんや氏神さんというすばらしいシンガーとの共演はもちろんのことだがもう一つのトピックス。子供達とのステージだ。
これはこのイベントに参加させてもらうことが決まった時点から考えていたことだった。何かラオフェスだからこそできることをしたい。
イベントの主催者の国際学園は子供達の学習の意味合いも含めて、ラオスに学校を
立てる活動を行っている。大人になればそれもわかるが子供達が異国の子供達のため
に何かをやろうということは、僕らのそれとは異なり、とても大変だと思うし、実際自
分が高校生だった頃、そんな視野を持っていたかというとただのぼんぼん高校生であったと思う。
時代が違うといえばそれまでだが、そんな話を先生に聞いてから、ここの生徒はどんな子達なんだろう。という気持ちが湧いてきた。
ちょうどその頃、仙台からきた小学生に、ラオスのことをお話するミニセミナーをやったばかりでそのときも子供達のきらきらした目を見て驚かされた。
セミナーの最後に「ぼくはいつもアジアにいくと、きらきらした目をしたアジアの子供達に、日本人の子供達にもみんなのような元気な子供達がアジアにいるってことを伝えようとおもいます。といっているんだ。だけれども、日本にもこんなにたくさんのきれいな目をした子供達がいることをこれからは伝えていきたいと思います。」
と言った記憶がある。
自分の中で勝手に今の子供は元気が無い、なんて作り上げていただけだ。
そんなこともあり、国際学園の子供と何かやりたいな、なんて思っていた。でも、プロのダンサーではないしどこまでできるのだろうか?ダンスにどれだけの情熱を持っているのだろうか?ということについては不明だった。
そして、春。学園の奥谷先生のご招待でダンス部の発表会に行った。楽しみだったし、どきどきでもあった。そして。
そこでみた子供達はまさに輝いていた。
「踊ることが楽しい!」
「ダンスをしている今が最高!」
全身からその力がほとばしるほどのステージだった。
やりたいからやる。大好きだから頑張る。
音楽の基本もそうだ。
そんな彼らとのステージがある。それが今回のトピックスでもあった。
僕らの音楽でこれからの子供達に何を伝えられるかなんて大それたものではないと思う。しかし、生バンドで踊る。大きなステージで踊るということはきっと彼らにとって何か一つのトピックスを提供できたかもしれない。
ステージではみな気持ちよさそうに舞っていた。
帰り際、子供達が笑顔でshinonに声をかけて帰っていく。
また、やりたいな。
そうおもった。
音楽によって交流するのは何も異国の人ばかりじゃない。
中国で「音楽は国境を越える」と学生に言われた。
そうだ、国境も年齢も経験も全て越えることができるのさ。
大事なことはできる、出来ないじゃない。
今やっていることが重要なんだな。
また、どこかであの子達と同じ舞台に立ちたいなと思った。