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八丈小話1

昨晩の地震の被害が気になる中、朝07:30に自宅を出発。

混んでる?

通行止めは?

そんなことを思い浮かべながらの道のり。

なんのことはない。

がらがらな高速。

結局8時に羽田に着いてしまって気が抜ける。

集合は09:45だ。

どうする?

 

とりあえず荷物を整理してお茶をして時間を過ごす。

だんだんみんなが集まり始める。昨日の地震で局に呼び出され結局そのまま集合した徹夜明けの中村尚登さん、「徹夜で大変ですね」というと「徹夜じゃないよ、昨日の夜1130くらいから1時間くらいは寝たからね」と男前の回答。

そして、偶然同じカフェでゆっくり朝食をとっていた芦川愛子さんも登場。

なんとも豪華なこの二人が強力なMC陣だ。

中野さんチームは直接搭乗する事になりあと一人。

なんとぼくらのスタッフ一人が大遅刻で乗れるか乗れないかの微妙なタイミング。

それでも、社長が機転を利かせてくれてなんとかなった。

なんなんだ、この緊張感。

毎回海外の空港でも必ずはぐれたり、遅れたりすること仕切りであるが国内でも同じことになる。

空港が妙に込んでいてなかなか飛び立たない。

結局30分近く遅れてテイクオフ。

八丈島までは50分。

あっという間だ。

ぼくは二回目の八丈島だが初めてのメンバーも多いのでなんとなく盛り上がってる。

しばらくすると八丈島が見えてきて遠回りする形で旋回。高度を落として八丈小島を巻くように空港に着陸態勢。

青空と青い海、八丈小島の断崖のコントラストが美しい。

そうか、普通は夏休み。海のシーズンではないか。

そしてあっという間に八丈島空港に着陸する。

東京より涼しいところを想定していたが案外暑い。

空港では主催者のみなさんが出迎えに来てくれた。

東京で会った冬人さんの顔を見てなんだか安心する。

あきな監督もカジュアルな感じでかっこいい。

なんといっても彼女は今回の首謀者。

あの日初対面のぼくと中野さんと一緒に話したことが現実になった。

ものすごい実行力である。

一同はホテルに荷物を置いてから昼食へ。

青く開けた空の先、一本道の隙間から見える青い海は日本じゃないみたいだ。

でも、ここは東京となのだ。

昼食会場はいい感じのお店。

全員そろってのお昼ご飯だ。

浅沼会長はじめ今回の実行委員会のみなさんと挨拶。

おいしいアシタバのてんぷらに舌鼓。

アシタバってにがいけれどてんぷらだととってもおいしい。

これはかなりヘルシーな感じだしいいかも。

 

13時からリハーサルで会場に向かう。

商工会の事務所の横の広場にはすでにステージが組まれていた。

日が照らないうちにとそそくさとRHをはじめる。

音のバランスがとりにくい部分もあったが海外でやることを考えれば天国だ。

いつの間にかどんな環境でも文句を言わずにベストを尽くせるバンドは強い。

いつも思い出すのがバーベーキュ和佐田さんの「アンプ?音が出れば何でもよいよ」といわれて本当に自分の音をきちんと出している姿を見たとき。

本当のプロフェッショナルな人というのはこういう人のことを言うのだろう。

僕もそれ以降、少なくても機材についてあれこれ言うのをやめた。

音が出れば後は自分の力量なのだから。

 

PAさんともいろいろ会話しながらRHを進める。

太鼓のよしおさんとえいしんさんとも合流。

どうやろうか、と話しつつまずはやってみようということになる。

音源のやり取りで若干時間もかかった部分もあり、完璧ではない。

それでも、今からでもできることはあるはずだ。

遠慮せず、当初の予定通り3曲あわせようということになった。

相手を思いやって曲数を減らすこともできた。

でも、彼らは伝統ある八丈太鼓のプロである。

そんな人に思いやりという遠慮はかえって失礼だ。

音楽家はステージで会話する。

絶対彼らとならステージであわせていけるはずだ。

そう思いこの楽曲でFIX前提で話を進めた。

実際に最初のRHでは若干のリズムのばらつきがあった。

それでも少しづつ修正をしていく、masaoもビートをあわせていく。

時間的な余裕がまったくなく、もう少しやりたいとおもいつつも「あとは個別に調整しよう」ということになりRH終了。

それでも手ごたえはあった。

八丈島の伝統に触れられることができてうれしい瞬間であった。

そして中野さんのRH。

2曲だが誰しも知っている日本の爆風スランプの名曲だ。

いつもより真剣に取り組む。

とちったりするとぶっ飛ばされそうなので慎重に。

いささか準備不足は否めない。

それでも強烈な中野さんの歌に引っ張られてRHを終える。

14:30持ち時間終了となる。

盛りだくさんのステージだなとおもう。

ROCKにアジアに伝統太鼓。

おいしさを凝縮したステージになるであろう。

だんだん陽が出てきて暑くなる。

ホテルに戻って休憩。

八丈ビューホテルにて過ごす。ここからの眺めはもう最高で太平洋を一望。

黒潮の動きがわかるような眺望はすばらしい。

短い八丈島の滞在だが、ここでクールダウン夜のコンサートに備えよう。

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“八丈小話1” への5件のフィードバック

  1. Nobu より:

    マイミクにさせて頂いてますチェンマイ在住のNobuといいますが、数年前に八丈島に半年程住んでいて懐かしくなりコメントさせていただいています。
    しかもその当時仕事していたのが八丈ビューホテル…
    いや?文読みながらかなり懐かしくなってきちゃいました。
    あの島は温泉天国。
    またいつか行ってみたいもんです。

  2. Gucchi より:

    は?、見慣れた風景だ(笑)

    島のみんなも良かったと言っていたし、GQのみんなにも気に入ってもらえて良かったです。

  3. aki より:

    nobuさん

    奇遇ですね!八丈ビューホテルの大浴場いい感じでした。viviちゃんもプールにはいりたがっていました。

    Gucchiさん
    おかげさまでとてもすばらしい出会いをいただきました!

  4. Ryo より:

    お疲れ様でした。
    飛行機ね、1便から遅れていたんだよ。
    離陸時間になっても空港バス乗れなかったもん私(笑)

  5. aki より:

    そうだったのね。一足先におつかれさま!写真たのしみです!

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