Hanoi3
- Post by: AKI
- On: 6月 13/11
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20011/06/04
7:00起床。
足が筋肉痛だ。
昨日そんなに動いたかな?
外は快晴。
今日は時間を間違えずに集合時間にレストランへ向かう。
体調はいまいちで何とかしないと焦りも出てくる。
8:30にミーティングを兼ねて朝食を済ます。
その後昨日のRHのテイクをビデオで確認。
あとは僕がMCを覚えればいいところまで持ってこれた。
本番はあと数回やりたいくらいの仕上がりになっている。
今日が最終日とはなんとももったいないくらいの気持ちだ。
午後はようやくやってきたフリータイム。
ハノイが初めてのメンバーの多いので旧市街に向かう。
という僕らもツアー中にフリータイムはほぼないのでホアンキエム湖周辺にいくのは初めてだった。
旧市街はとても雰囲気がよくその混とんとした感じはかなりよい。
ちょっとおしゃれな感じの店でランチをとる。
ダチョウのステージがおいしかったがこれは別にベトナム料理ではないよね?
そして湖が一望できるカフェへ。
かなり熱いのでばて気味でもある。
ココナッツアイスがのどに気持ち良い。
その後思い思いに買い物をしてみんな大満足。
ホテルにもどり17:30いよいよ本番に向けて出発だ。
会場まわりの装飾は出来上がっている。
入り口付近も物々しい雰囲気だ。
18時から僕らのサウンドチェックを行っている横でスタッフがバタバタと走り回っている。
この全員で盛り上がる感じが急成長の秘訣なんだろうか。
すべてにおいて全員一丸なのだ。
僕らも見習わなければいけないところがたくさんある。
ドライにやるよりもこうして一体となってやる強さ。
これは本当に強い。
僕らにもそれはあると思う。
ただ、この国の団結力に比べたらまだまだだ。
こういう時は一体となって戦うほうが強い。
ある意味うらやましいと思う。
そして僕らにとって幸せなのは今目の前にいるこのスタッフたちがこの国のエンタメの発展を担っているということだ。
変化の時代の証人になれたことに感謝したい。
19時にLinh君にせかされて夕食へ。
Shinonはヘアメイクに入ったまま出てこないので一足先に行く。
ここでふんちゃんのお母さんもスタッフとして登場。
ベトナム人は物怖じしない。
てきぱきと仕切っている姿はまるで旧知の友人のようだ。
ようやくShinonが戻ってくると完ぺきにベトナム人メイクに仕上がっていた。
Shinonの髪形はなぜか僕に似ていた。
しばらくするとマイちゃんのお母さんが来た。
Dinh君のお母さんも一緒。
Linh君が「姑さんもきました」となんとも難しい日本語を知っているのですごいね。と盛り上がる。
それにしてもこうしてお世話になった人と再会できることは本当に僕らの力になるんだ。
テンションも上がってきた。
というか最高潮だ。
そして、20時。
満員の観客を抱えた文化宮の幕が上がる。
ここで結果を残して帰るのだ。
イントロダクションのあとH2Qが登場。
ホーチミン同様豪華なショウは始まる。
僕らもそでにスタンバイ。
いいステージにしよう。
気負いはない。
やりきるだけの気持ちはもう整っている。
早くステージに出たい気持ちを抑えてステージを見守る。
そして、僕らの出番だ。
Linh君と握手を交わしステージへ。
H2Qが「GYPSYQUEEN!」と呼び込む。
観客からもGYPSYQUEENと声援が来る。
ステージは始まった。
ホーチミンの経験を活かしてH2Qとの絡みを多少なりとも増やした今回のステージ。
きっと終わった時にそれを彼らは学ぶだろう。
ROCKのパフォーマンスについては僕らが一歩先をゆく。
それを伝えられればいいし、あとはH2Qがベトナム国内に拡げてくれるだろう。
伝道師になれればいい。
それが日本人としての使命でもあるのだ。
ShinonとH2Qのデュエット「BRAVE」で会場は盛り上がる。
日本の大震災を心から心配してくれていた彼女が心を込めて歌うバラード。
サビでは日本語で歌うことになって苦労していたH2Q。
でもこの日のステージでは完璧な発音で歌いこなしていた。
GQのコーナーになり、今回用にI hope soとAlfred&Juliaをメドレーにしたバージョンを披露。
このグルーブ感と日本風なバラードの組み合わせは会場にも評判がよかった。
そして、氏神一番登場。歌う曲は「希望の道」。
地震の被災者の方への応援歌。
そのベトナムバージョンもできたこともあり今回参加してくれた。
いつまでも忘れられない大惨事だからこそ伝えていきたい。
そして復興への道を世界中の人々に見てほしいと思う。
その後一度楽屋に戻り次のブロックまで待機。
進行もよく見えているので気持ちも楽だ。
さあ、後半戦だ!