Hanoi4
- Post by: AKI
- On: 6月 14/11
- With コメントはまだありません
ミュージカルのような素晴らしいショウ。
そこにはバンドの要素が全くない。
それはきちんと監督に計算されつくされており、お互いのマイナス要素を生み出さない。
それは全体の流れを作るうえでとても重要だ。
何一ついらないものはない演出。
高度なことであると思う。
次のブロックで再びH2Qとの絡みを作る。
ダンサーの流れについていこうという作戦。
難易度は高い。
ミドルの曲から急きょ追加した新曲を含め5曲。
新曲は二日間でまあここまでできれば合格点だろう。
Honeyはモロにアレンジをした曲。
GQサウンドバリバリだがとても気に入ってくれていてうれしい。
お客さんからもGYPSYQUEENコールがでる。
もうH2Qバンドファミリーなのだ。
そしてまた一度戻ってH2Qのダンスナンバーのあとベトナム民謡のバラードコーナー。
ここではmachaのアコギが光る。
ピアノとのコンビネーションもいい。
一瞬バックステージに戻り最後のセクションを待つ。
気持ちが入ってきた。
今さらか?
いや今まで以上に何か感じたことのないフィナーレを感じている。
充実感か?
みんなでやりぬけたからか?
まだ終わっていないので気を抜いてはいけない。
でも、あと20分後の光景が何となく予測できる時間帯になった。
「GYPSYQUEEN!」
H2Qに呼び出されて我に返る。
Linhさんが「akiさんでてください!」とせかす。
最後の出番がやってきた。
?一足先にステージに乗ったmachaを追いかけるように出ていくとH2Qが紹介をしてくれた。
そのまま弾きまくってバンドの紹介コーナーを構成する。
この最後のGQのメンバー紹介の企画もこちらに来てから急きょやることになったのでHCMCでは多少なりともぎこちなかった。
しかし、やることが見えれば修正はできる。
付け焼刃とはいえ、結構コンパクトな紹介コーナーを作ることができた。
Linh君から合図が出てH2Qのスタンバイが終わったことが伝わる。
僕らのコーナーを終えてそして最後の2曲。
「Tinh yeu maimai」と「Anh」のフィナーレに突入する。
グリーンの美しいドレスのH2Q。
絶対にミスはゆるされないこのバラード。
慎重にと思うが慎重に弾いてはH2Q相手には役不足。
全力で弾くことにした。
このまま死んでもいいと思うほどの気持ちを込めて歌った2曲。
それに合わせて気持ちを込めて弾いた2曲。
悔いはない。
HCMCからHANOIへ。
メンバースタッフ全員の全力をかけてH2Qのステージを成功させようという一心で過ごしたこの期間。
全員の気持ちは届いた。
そのはずさ。
コンサートは終わった。
フィナーレはH2Qが花のブランコに乗っての演出。
全員がステージにでて観客に感謝のあいさつ。
感動的なんだよねココ。
H2Qの最高のスタッフ陣が思いを昇華させる場がここにある。
思い思いお互いを讃え、最高の笑顔を振りまき名残惜しい時間を過ごす。
楽屋に戻る。
Linhさんもフンちゃんも最高の笑顔だ。
うれしいね。
22:40。
この会場は全員が同じ気持ちになれている。
そして少し冷静になり荷物をかたずける。
次のステップに向かうために心を切り替えていく。
今は大切な時間。
次への道の始まりはこの会場の外に出た瞬間始まる。
大成功だからこそ次への道をスタートさせるのだ。
場外にでると帰宅客から「GYPSY QUEEN!」と声をかけられる。
ここ数年ベトナムでの活動を増やしてきた。
これからも増えるだろう。
覚えられないとね。
そしてもっとがんばらないとね。
23:00打ち上げ会場に。
ここで飲むビールはうまい。
H2Qはやりきった後のお疲れモード。
本当にすごいことをやってのけたよ。
今日はゆっくりしてほしい。
いや数日お休みをあげてほしいね。
24時。
H2Qチームと別れてホテルへ戻るバスに乗り込む。
「みんな!おつかれ!」
無事終了。
最高のツアーメンバーと過ごすことができてよかった。
感謝の言葉しか見つからないね。
ありがとうみんな。
1時。
屋台ももうないので部屋に集合。
反省会兼打ち上げの続き。
そこにハンさんが今日のビデオをもってきてくれた。
ベジタリアンでお酒も飲まない彼。
きっちり&正確な仕事っぷりは本当に素晴らしい。
代わりにRECORDING DATA渡す。
僕らの次のステップへの一歩になる素材だ。
みんなでVTRをみる。
このステージ、間違いなくベトナムPOPに影響を与えたと思う。
H2Q、次が大変だぞ、とちょっと他人事のように思う。
この形式をやり始める人が出るだろう。
「H2Qのステージのように」。そう言われるようになる。
そしてみんな成長していくのだ。
日本も昔そうだったように。
そして、僕らの心の中にも大きなものを残してくれた。
3:10終了。
荷物を片付けるために部屋に戻る。
体調は結局まったく回復せず最悪だが、気分は最高。
でも部屋に戻った途端最悪のほうが優勢になってきた。
何も手につかない。
こんなことはめったにないが今日はそのめったな日なんだろう。
まずいね。
今日はもうねるよ。