Hanoi5
- Post by: AKI
- On: 6月 15/11
- With コメントはまだありません
2011/06/05
6:30起床。
ほとんど寝れていないのでキツイ朝。
無理やり起きて窓を開けるといきなり熱気が伝わってくる。
7:30に朝食に行くとmasaoとサムライが先に来ていた。
今回のツアー、禁酒中のmasaoがとにかく朝食一番乗りだった。
酒を飲まないということは健康に良いということを実証してくれる。
そして、二日酔いの僕。
まずいね。
8:30の集合時間には全員そろっていた。
忘れ物を持ってきてくれたタムラオ。
そしてLinh君とも今日でお別れだ。
空港に向かう道。
なんとなくHanoi市内がわかるようになってきた。
次はいつくるのだろうか?
どんな会場でやろうか?
空港までの約1時間、そんなことを考えて過ごす。
大きな橋を越え市内から抜け出すと街道はいきなり田園風景だ。
ノイバイ空港に到着。
荷物を降ろしチェックインへ。
重量も予定通りで登場口に向かう。ここでLinh君ともお別れ。
本当にいろいろ御世話になった。
こんなにも短い期間でこんなにも信頼関係を作ることができたということは本当にすばらしいことだと思う。
10時前なので買い物をしていつものカフェに集合。
カフェスダもここでしばらく飲み納め。
店の照明の暗さもあるかもしれないがなんだかみんな寂しそうだ。
そして11:35。
CI792便で台北へ飛び立つ。
Xin Cam on Ho Quynh huong。
帰りの分は結構すいていた。
ここで帰国後の報告資料やtodoをまとめる。
記憶の新しいうちにやることをやっておきたい。
およそ3時間のフライトで台北へ。
台北はもう慣れたものでトランジットのためのターミナルの移動などもスムーズに行く。
ターミナル間はトレインで行くのだが結構便利。
日本でも導入してほしいね。
そして、ゲートに進み16:35。
CI106便にて成田へ向かう。
これは前回のホーチミンツアーでも同じ便だったよね。
搭乗後、なかなか移動しない。
どうしたのか?
と思っているうちに転寝をしてしまい、そのままなんとなく飛び立つところをかすかながら覚えている。
目が覚めると、もうすでに空の上にいた。
第三章10幕はここで閉じることになる。
起承転結で言えば第三フェーズが過ぎたことになる。
しかしこれは「転」であったのか?
次から「結」のフェーズになるのか?そうではない。
これは単に言葉あわせだ。
きっと「起」や「承」を意識したときはそうであったのだろう。
そう考えたかったのだろう。
そして「転」のフェーズになったときに思えば前回あたりからその考え方は変わってきた。
まだまだぜんぜん「転」ではないということ。
今回のツアーを振り返ればその内容のハードさもあったがいろいろなことを考えさせられる旅であった。
ポジティブな意味においてだが、この旅に求めていたものは結局自分が音楽に何を求めているかの答えにも等しいと思った。
人は生き続けることが許されるから歩みを止めない。
それは生きていく事が出来なかった人への祈りを続けること、共に歩めなかった仲間の鎮魂の旅でもある。
誰もが何もかも許されるわけではない世の中。
生きることさえ保証はされていない世の中。
先のツアーでともに旅をした若いシンガー渡部美彗に祈りをささげ、そしてその分も含めて次に進もうと思う。
生きている限り何かをして進まなければならないのでありそれは僕らにとって音楽であるのだ。
仲間を失うことは悲しい。
共に歩むというこの尊いことがどれだけ重要かは失った時にわかる。
この悲しみは言葉では表せない。
だからこそ前に。
だからこそ時を前に進めるためにアクションを起こしていかねばいけないと思った。
生きていくことに対する意義。
それは僕が音楽に求めていることであるかもしれない。
チャリティを始めたのもそういった理由かもしれない。
やるなら絶対に形にしたい。
気持ちだけでは足りないと思う心からとにかく形にすることにこだわる。
いいときも悪いときもある。
ただ、そうしているうちにつながった新しい世界。
一年前には思いもしなかった関係が今ここに広がる。改めて思う。
まだまだ先は長い。
またまだたくさんのやることがある。
今日のやりきった気持ちが明日の足りないに変われる自分でありたい。
GYPSY QUEEN ROAD TO ASIA#30
2011/06/01-2011/06/05
Hanoi Rock