Vietnam Fes 3
- Post by: AKI
- On: 9月 26/08
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Photo by T.Hagiwara
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ステージが終わり今日は事務局長の会で近くのレストランへ。
一緒に音を出した後は関係がいきなり近くなる。
別々のテーブルに分かれてもアイコンタクトが取れる。
急遽の出演のトオルをねぎらい、びしょぬれになっても撮り続けたカメラマン萩原さんと飲む。そういえばこの二人と飲むのは初めてに近い。そんな出会いもあるなんてなんて贅沢な日なのだ。
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Mylinhが「ごめんなさい、最初のところ間違えちゃったけれど明日は大丈夫」という。どこが違っていたか作曲者のぼくにもわからないくらい彼女の精度は高い。
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彼女のプロデューサ兼ベーシストのBuihuyTuanに今日の全体の出来を聞く。最初難しそうな顔をしていた彼だがすでに今日はご機嫌だ。多少の遠慮もあるだろうがまずはスタートを切れた。そんな感じだろうか。
今回ぼくらを支えてくれる強力なサポータはあと二人。マイちゃんとリンさんだ。まいちゃんは才色兼備。機転も利くし、行動派。どんどんサポートして話を進めてくれる。おかげでLamTruongとの会話も何かと盛り上がる。
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リンさんはまさに立役者。今回ホーチミンチームとのやり取りはすべて彼だ。最初の来日交渉から楽曲の話まで難しいことをすべて受け持って調整をとってくれた。この二人なくしてこのベトフェスはない。
ベトフェスを運営する身ではあるが逆に教わることが多かったというのも今回の印象。
さらに東大生のリンちゃん(リンさんではないよ)にはベトナム語の発音を習っておかげでみんなとコミュニケーションをとることができた。
挙げたらキリのないくらいのたくさんのベトナム人と関わった。優秀な明日のベトナムを築くであろうVYSAの学生。プロ並みの腕と機材をもつカメラマン。まるでTVの司会者?クラスのMC。それもぼくへのご褒美なのか、これでもかと出会いは続く。
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以前、書いたがぼくのバースデーもベトナム人の中であった。今年のすべてがベトナムを通して語られている。
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今回、表敬訪問で外務省へ行ったときちょっとしたサプライズがあった。
4人のシンガー(shinon含む)とのミーティング。ぼくは遥か後方でマネージャーのごとく動く。そんなときに伊藤副大臣から「あなたの曲の中で一番好きな曲は何ですか?」という質問があった。
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最初にMyLinhは「どの歌も思い入れがあるので一番を選ぶことはできない」と付け加えた上で「GYPSYQUEENと一緒に歌うParadise in your soulが一番のお気に入り」といってくれたのだ。
さらに大臣よりその歌を歌ってほしいといわれるとなんとその場でアカペラで歌ってくれた。その声のすばらしさに呆然とする。まだ、朝も早い時間帯。歌うにはあまり適さないがそんなことも関係なく、人が望めば歌うという天性のシンガーであることを証明するような出来事もあった。
それが、ぼくを気遣ってのことかどうかはわからない。だけれどなんとなく感じるんだよね。このベトナム人の優しさというか気遣いというか。
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ラオスに行ったときにラオス人の優しさに触れたと話したことがある。それをベトナムにたとえると何かな?それは気遣いだと思う。人と思いやる気持ちが格別に深い。それは日本とベトナムの昔からの関係をも表している。そんな一日を振り返る。
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9月20日。快晴。
なんということ!
台風が直撃してイベントが危ぶまれたこの日。むしろ暑いくらいの天気となる。今日は皇太子殿下がいらっしゃる日であり、皇室晴れとはまさにそういうことか。もともと天皇家は天気をつかさどる役目を持っていたなんて聞いたこともある。
なにやら神がかり的なことと思いつつ奇跡とも言える開会式を迎える。皇太子殿下を待つステージ裏手は規制が引かれていてなかなか思うようには動けない状態。緊張して待つこと数分。いよいよ殿下がやってきた。
複数台の先導車の後に殿下が乗っている車列の絵はよくTVで見る風景だ。なんだかオフィシャルな雰囲気。実行委員会のみんなはきっとうれしいだろうな。
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そして何よりも天気が持ってよかった。これはすべてのお客さんにとっての賜物だ。
式典ではMyLinhがベトナム国歌を歌う。うむ、すばらしい、何を歌っても天才だ。壮大な開会式を終え一度ホテルに。
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天気は暑いくらい。超快晴だ。シンガーたちにはメイクなどすべて済まして会場に行ってもらうことにした。
昨日の状況を知った彼らも周知で準備をしてくる。多少の不満はあるだろうにそれを一切口にしないしもちろん態度にも表さない。
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一流のアーチストの証である。
昼食を済ませて出番のために会場に向かう時間になった。
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