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長沙3

空港は想像とは異なったものすごくきれいな空港だった。

後から聞くと先月完成したばかりという。

そうだろうね。

このきれいさはね。

ロビーへ抜けるとGYPSYQUEENと書かれたボードを持つ一団を発見。

松永さん、陳くん、蓉ちゃんの3人だった。

蓉ちゃんはブログでやり取りしていたので初対面という気がしなかった。

タレントの水野美紀に似た美少女。

陳君も今風の若者。

二人の共通点は日本語が完璧で普通に話している分にはまったく中国人に見えないことだ。

陳君は昨年のスピーチコンテスト1位というからものすごいスタッフをそろえてくれたということだ。

 

そして、松永さん。

昨年からやり取りをしていてようやく会えた。

もっと怖い監事かなと思ったが、笑顔が僕らを安心させてくれる。

言葉と表情に強さが滲み出す。

きっとみんなも一緒だろう。

僕はすごくほっとした。

市内に向かう社中でも松永さんはいろいろなことを話してくれた。

 

そこですぐに気づいたのが松永さんがいうことはすべて和僑会の人と同じことをいうのだ。

まるで長沙和僑会の人のように。

そしてそれは僕らが中国で活動を行ううえでの指針でもあり本当に同じ考えを持つ人に会えたうれしさというか、わくわく感を感じた。

 

今回のコンサートは4日間。

でも正味二日間しかないなか3公演とプラスアルファの演奏もある。

演奏者という意味では非常にハードだ。

それでもこのイベントに呼んでもらった以上きちんと貢献しなければいけないという気持ちで準備を進めてきた。

そして松永さんに会ったときに「よし!大丈夫!」とそんな気がしたのだ。

みんなの努力は報われる。

そう直感した。

 

市内は湘河が流れその東側が駅のある市街地。

そして西側は大学や史跡のある地域になる。

湘河に流れる中州には毛沢東主席の首から上の銅像が鎮座する。

まるでルクソールのような地形だ。

そして、僕らの宿舎はその西岸にある湖南大学のホテルだった。

大学のホテルといっても貴州で経験があるようにとてもきれいなホテルである。

湖南大学は緑あふれるエリアの広大な土地の中にあり、その中には千年学府といわれる岳麓書院がある。

その書院のすぐ横に僕らのホテルはあった。

部屋に荷物を置き早速市内へ。

湖南料理はどんな味だろうか?

もちろん初めて食べる。

連れて行ったお店は松永さんお勧めの店。

ここで三鮮面をたべる。

これが劇うま!

中国は面の文化だからいろいろなおいしい面をたべてきたがここの中華面はまさに日本の中華そば。

そこに濃厚でちょっと辛い具が乗っている。

他の食材も基本からいスタートだが、四川料理のような山椒は入っていないためしびれる感覚がない。

かなり口に合う味だ。

ビールはハルビンビール。なんで長沙でハルビン?

とおもったが生産地を見るとここ長沙になっている。

飲み口もよくこれなら飲めない人でもOKな感じだ。ほしたえびを辛くしたものや劇から干し肉などすべておいしかった。

 

三鮮面

食事をしながら長沙のこと、日本人会のこと、イベントのことなどたくさんの話を聞く。

アジアから日本を支えている人。

 

そんな人との出会いがすっかりぼくらを長沙好きにさせた。

湖南大学にて

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