長沙4
- Post by: AKI
- On: 11月 20/11
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「ヤータンナーカ(おつかれさま)」
「ハオチャレイ(おいしい)」
「ナーチョース(そうだね)」。
ホテルに戻り教わった長沙弁を練習。
ミーティングを終えて一日が終わる。
明日からだ。
力を蓄えまってくれているみんなのために全力を尽くそう。
2011/11/12
6時起床。酒をやめたおかげで目覚めがいい。
7時朝食、そして8時出発。
今日は中南大学と明照学院でコンサートだ。
中南大学は中国大学ランキング17位の有名校。
その広大な敷地にと近代的な校舎に驚かされる。
何から何まである。
すごい。
すごいとしかいえない自分のボキャブラリが悲しいがそれほどすごい。
本当にすごい。
そしてここに来るまでこの学校のことを全く知らなかった自分たちがいる。
奥の深さに自分の無知を知る。
会場の入り口。
そこに待っていた二人の学生から出る言葉は流暢な日本語だ。
なんだかすごい。
また、すごいと言ってしまった。
この聡明な学生たちと数日を過ごすことになる僕ら。
中国語を話さないから勉強にならないね、なんて余裕の発言もでる。
そして、このうえない環境を用意してくれたことに感謝だ。
ここでの公演は学校内の講堂だった。
アンプ、機材はかろうじてあるが照明もステージも当然ない。
決してコンサートをやる環境としてはよくはない。
そんな中である環境でできる最大限のことをやる。
それは当たり前のことだった。
僕らにとってどんな環境でも同じことができるかということはひとつの挑戦にも等しい。
何がなければダメというのはもはやスタンダードではない。
特にここの国ではね。
みんなの協力もあり準備は予定通りに進む。
コンサートでは翌日にやるセットを中心としてこの場所ならではのアレンジを加えた。
前半は日本語のROCK、途中しのんの中国語にしたオリジナルバラードをやりメンバー紹介のコーナー。
今回も僕はBeyondの歌を歌ったがこれが非常に受ける。
Beyondの偉大さがひしひしと伝わる。
後半は衣装チェンジをしたしのんから。
ただ今回はこの会場のイメージも含めて交流会っぽくやりたいということでviviちゃんに参加してもらうことになった。
ただ、紹介されてステージに出ていくのもなんなのでパンダの雰囲気をオーダー。
見事にパンダの着ぐるみセットで予想以上の盛り上げとなった。
日本のファッション雑誌などはなかなか手に入らないのでそういったことに興味をもつ学生たちにはもってこいの企画だった。
予想以上に盛り上がる。
だって、質問ありますか?って聞くとほぼ全員が手を上げるんだ。
そして後半はGYPSYQUEENの王道の中国語ROCK。
しのんが中国の曲をロックにのせて盛り上げる。
ライブバンドGYPSYQUEEN。
この流れは何円もかけて作った僕らの厚生パターンだ。
そうしてテンポよく最初のステージは大成功に終わり、コンサートと交流会を兼ねたこのプログラムの形にスタートを切れた。
ばっちりだったね。
本当に満足できる内容だったが、だからこそを引き締めて次の成長を目指していきたいと思った。
きっともっと良くなる。
ほんのちょっとの機転と細部を研究していくことにより更に進化したGYPSYQUEENになるだろう。
終了後移動して昼食。
大学の陳先生と向かう。
陳先生は福井県にいたという。
なるほど。素晴らしくも流暢な日本語だ。
そして、美味しい湖南料理。
今日は日本人に合わせて本当の辛さではないという。
豆腐と卵などちょっとヘルシーな感じ。
自分にとってはありがたかった。
12:30予定通り出発。
陳先生たちは明日またコンサートに来てくれるといって見送ってくれた。
中南大学の大きな敷地を抜け、およそ1時間、途中少し眠ってしまったが目が覚めると次の会場明照学院についたところだった。
まるで日本人のような龍先生と日本人の先生佃さんが出迎えてくれる。
ここでも現場を見てセットを若干変える。
当初は屋外のバスケットコートであったが屋内に移動してやることになったので構成も考えないとね。
ここは日本語を学ぶ学生が非常に多く、みな日本語で語りかけてくる。
アンプがなく、結局ラインで出すことになった。
まあ、想定内だ。
最初は学生バンドが数曲演奏するとのこと。
ちょっと見てみるとボーカルは先ほどの先生の佃さんだった。
すごい。
そして14:30明照外国語学院にて僕らの公演はスタートする。
とりわけ全員学生なので若い学生向けに盛り上がりを重視するセットリストに変え、MCも日本語を多くした。
大切なことを伝える部分は中国語にしてきちんと伝えるようにする。
それにあわせ盛り上がる生徒たち。
楽しいね。
そして楽しんでもらえたと思う。
終了後、CDを販売するがあっという間に完売。
もっと持ってくればよかったが荷物に限りがあるので残念だった。
今日はこのあと湖南大学でスピーチコンテストの表彰式に向かわなければならないので名残惜しくも会場を後にする。
もっと話をしたかったな。
きっとみんなもそう思っていたと思う。
タイトなスケジュールではあるが学院を後にする。
そしてちょうど1時間で湖南大学内の会場に到着。
移動に次ぐ移動の綱渡りだが、すべて予定通りに進んでいる。
タイミングもぴったりですぐにステージへ。
コンテストのお祝いと明日の公演のPRを行う。
北京の日本大使館から来ている斉藤公使にもご挨拶をした。
ステージでの挨拶には長沙弁を披露。
しかし通じない。ちょっとショックだったがここに来ている人はみな長沙の人とは限らないということで長沙弁も通じないとのこと。
ちょっとほっとする。
そして17:30ホテルへ。
ここでやっと休憩時間。
今日一日ノンストップで進んできた。
ものすごく貴重な30分である。
そして、18時に出発。
交流会の場に向かう。