上海3
- Post by: AKI
- On: 12月 1/11
- With コメントはまだありません
音響のスタッフも古くはARKからの顔見知り。
安心してプレイに専念できる。
北京の時からお世話になっているSAM2さんも探したが結局会えなかった。
でももしかしたら、打ち上げにひょっこり来るかもしれないね。
新しいMAOはロビーも広く何より楽屋が充実している。
微妙にDeepな赤に染まる楽屋で待機をしているうちにいよいよ本番の時間となった。
一緒に出演する小松君とも久しぶりの再会だね。
こちらで頑張っている彼はどんどんたくましくなっている。
オープニングのパフォーマンスも終わりいよいよ彼らのステージが始まった。
楽屋にも客席の反応が聞こえてくる。
いい感じだ。
バックステージでは精神統一をする中野さん、おちゃめな寺田さん、そわそわぎみの氏神さんと三者三様のスタンバイとなっていた。
僕らGYPSY QUEENも淡々と準備をする。
GYPSY QUEENで出たらそのまま最後までその勢いで行くんだろうな。
今日の企画はかなり盛りだくさんで時間的にもタイトだ。
あまり押してしまうと最後の出演者、サンプラザ中野くんガつらくなる。
なので全体進行については非常にデリケートになっていた。
そんなときに東京和僑会の三浦さんが「時間通りに進めます、任せておいてください」と時間死守を宣言してくれた。
僕らを安心させてくれる。
つじつまを合わせてくれる人がいる。
こういう時みんなの力が集結する和僑会はほかの何よりも強い。
Pray for japanで過酷なスケジュールで戦った仲間は特に強い絆で結ばれているのだ。
これはそのまま「和僑の風になれ」につながるね。
そんなリアルな歌なんだなと改めて思う。
彼らとの心の息遣いを歌詞にしただけだからね。
さあ、いよいよ僕らの出番だ。
一年前中国でぼろぼろになっていた時に和僑会のイベントで何とか気持ちを持ち直すことができた。
それがなかったら今こうして中国で活動していなかったかもしれない。
そして、3月の貴州のあとにいろいろな話をした。
レコーディングも行いそこから5月のPray for japanにつながる。
この急遽立ち上げたチャリティコンサートにヒントをくれたのは上海和僑会の藤岡さんだった。
そしてそれは東京の三浦さんとつながり、今の関係ができた。
感謝だけでは語りつくせない気持ち。
それをプレイに出せばいい。
今日のGYPSY QUEENいつもとはセットを変えて「Alfred&Julia」から行く。
お客さんは半分以上日本人だからね。
もう一曲目から飛ばしていこうじゃないか。
客席を見ると日本人と中国人。
いろいろな顔が見える。
持ち時間がそれぞれ30分なので一気に乗り切ろう。
Shinonも今年の中で一番調子がいい感じだ。
バンドも前回の反省点は解消され流れがよくなっていた。
これで課題が一つ消えた、そしまた更に精度を上げていこう。
そういえば今日が中国ライブとしては今年最後になるな。
あっという間だね。
最後に今日リリースとなる「和僑の風になれ」をやる。
この歌は和僑のための歌だからみんなにもステージで出てもらうことにした。
事前に提案しておいた「we」と「can」と「change」と書かれた旗は和僑のテーマでもあり筒井会長と最初に会った時の言葉でもある。
当初、上海に来る前に僕の想像の世界で書いたこの歌にリアルな言葉が追加された
「心の絆をつなぐ仲間が今ここに。君の手は離さない。一人じゃない。言葉を交わせばフレンドリーな君も仲間になる」
という部分は筒井会長と上海のワインバーで飲んだ時にできたものだ。
あのときはいろいろな話をした。
そしてものすごく感銘を受けたね。
だからこそこのメロディは非常に重要な意味を持つ。
人を愛し和僑を立ち上げた人たちに贈る「絆」の言葉である。
この曲で今年の中国でのGYPSY QUEENのステージは終わる。
今年一年いろいろなことがあった。
本当にありすぎるくらいにね。
それをよく乗り越えてきました。
GYPSY QUEEN。
お疲れ様。
ステージは続く。
氏神さんの登場。
本当にこの手のイベントでのインパクトというかパワーは素晴らしい。
「飛んで日本」「オエド」と立て続けに歌いそしてあっという間に過ぎ去っていくパフォーマンス。
さすがだ。