武漢へ2
- Post by: AKI
- On: 4月 2/12
- With コメントはまだありません
2012/03/24
6:30起床。
ほとんど寝ていない感じだ。
でも意外にすっきりした目覚め。
7:30レストランで豆乳と汁なし担担麺を食べる。
中国式の朝食だ。
8:30にホテルを出発し華中科技学院へ向かう。
ホテルから市の中心に向かって15分。
巨大な大学に到着。
大学の中はとっても雰囲気のある木々に囲まれていて中国の学校教育にかける意気込みが感じられる。
会場はその中にある外国語学院で行われる。到着するといきなり歓迎の電子バナー。
いろいろ用意してくれたことに感謝。
かなり肌寒い中、さっそく準備を始める。
今回は交流会メインであるがライブの延期に伴いアコースティックコンサートを行うことにした(昨日の夜中に決めた)。
曲も今後のために全曲毛色の違う曲を選ぶ。
その反応次第で傾向が変わる。そんな思いだった。
会場にしだいに学生が集まったころ、何やら見たことのある顔ぶれが会場に来た。
声をかけてみると日本人だった。
中国に留学をしている学生たちがたまたま、武漢に来ていて今回のプログラムに参加することになったとのことだった。
同じ日本人としてこうして中国で何かを見つけようと頑張っている姿は共感できる。
もしかするとこの出会いの数年後一緒に何かをやっているなんて容易に想像できるからね。
同じ思いのあるものといろいろ話したかったがそろそろはじまるということもあり我慢。
そして、9:30ちょっと過ぎたころミニコンサート付交流会が始まった。
交流会では僕らのテーマでもあるFace to Faceの交流の今の日本、今の中国をお互い知ろう、というのが大テーマ。
それに合わせていろいろな質問を投げかけ、そして聞きたいことがあればそれにこたえるという形で始まった。
こういう企画って結構考えれば考えるほど広がる。
その中で上限をきめてタイトな規模感を失わずに最大限できることを具現化する。
それも一つの実力なのだ。途中、武漢の音楽学校に生徒が一緒に演奏をしたいといってきた。
何ができるの?と聞くとBeyondが弾けるというので急きょ交流会に組み込んだ。
キーの確認すらできなかったがぴったり合って思いのほか盛り上がる。
いいね、こういうの。
きっと学生も楽しかったに違いない。
交流会の後半はアコースティックライブ。
結局6曲演奏してアコではあったがちゃんとコンサートの形ができた。
今回は本当にどうなることかと思っていたがまずまずのスタートが切れてほっとした。
終了後みんなと写真撮影。
時間を見るともう12時。
2時間ちょっとやっていたが中身も盛りだくさんだったらとても短く感じた。
その後会場を出てランチ。
大学内の食堂とは思えないきちんとしたレストランであった。
ここで学長とご挨拶。
同じテーブルでいろいろ話をした。
そして湖北省の呉さんともご挨拶。
ものすごく日本語がうまくてここが中国であることを忘れさせる。
日本にいたときは福島にいたそうで、そんなこともあり今回の震災被害については心を痛めていて、多くの義捐金などを送ってくれたそうだ。
いつも思うがこういった中国からの善意はあまり世に出ていないと思う。
中国から日本に研修や留学できた人たちが日本を好きになり、そして震災で壊された日本のためにと多くの手をさし述べている。
僕らはそれを知らずに日本で中国との交流をしている。
特段アピールすることではないのだろうけれど、昨今の日中関係を考えればこういった中国からの恩というものはもっと広がっていいんじゃないか?と思う。
それをだれもやらないなら僕らがやるしかないか。
できるかな、まあ、やれるだけやってみよう。
前回の長沙の三一重機もそうだった。
福島を救ったポンプ車を送ってくれた中国企業が長沙にある。
それをどれだけの日本人が知っているだろうか?
この武漢で日本を大切に思い汗を流して義捐金を送っている人がいることをどれだけの人が知っているだろうか?
それは知らしめていかねばならない。
宴席は盛り上がり13:45。
留学生チームとわかれて僕らは市内へ。
呉さんと林さんに連れられて湖北省博物館へ向かう。ここは2400年前のお墓が出土した博物館となっており、ものすごい規模のものだった。
また、その当時の楽器が見つかり、レプリカだが実際にその演奏を聞かせてくれる劇場まである。
丸々2時間をかけて先人たちの生活を紹介してくれた。
歴史好きの僕にはたまらないね。
その後東湖のそばにある漢街へ向かう。
ここは中国のベニスと呼べるような運河沿いに広がる新しい街。
ゴミひとつない通りにたくさんの人があふれている。
本当に変わったな。
そして、今回初めて来た武漢のイメージがあっという間に変わったよ。
もっとDEEPな街を想像していたけれど、普通に日本で週末に遊びに行くような街並みと豊富な商品。
これがリアルな中国なんだ。
「今の開発ラッシュはあと五年続きます。その時はもっと素晴らしい街になっています」と呉さんは言う。
その言葉は本当だろう。
街の活気がそれを実証している。
17:30、漢街をでて夕食会へ。
今日は日本商工会のみなさんと湖南料理を食べに行くことになっていた。
なぜ湖南?というと前回の長沙で偶然お会いした向井さんと本当にここで再会できたからだ。
湖南がつないだ縁だからね。
武漢での日本企業のことや中国での過ごし方をいろいろ聞く。
どれも興味ある話だし、とても共感できてうれしくなる。
何よりもこうしてここに来ることで新しい出会いと仲間ができる。
それが格別にうれしいね。
日本人として日中友好コンサートをやりに来た僕らだからその土地で頑張っている人たちと出会い、情報交換できればいい。
時にはそんなみんなの応援団でもいい。
それが人と人をつなぐことで何も中国人と日本人に限ったことではない。
辛い料理を食べつつ会話は盛り上がった。そのお店は有名なお店でとにかく辛い。
そして白酒。禁酒中の僕は飲めなかったがほかのメンバーが担当。
それにしても中国で働く日本人パワーはすさまじくあっという間に白酒が3本空く。
よかった。。飲めなくて。。
21:00ホテルに戻る。
まだ早いので足裏マッサージへ。
80元で70分。
安いよね。
リラックスしてホテルへ。
このホテルはLANがつながるのでもろもろやることも多く事務作業モード。
寝れたのは2時だった。