貴州へ1
- Post by: AKI
- On: 4月 3/12
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2012/03/25
7:00起床。
寝不足気味は毎度のことだが気候がいいのでそんなに苦にならない。
8:30、朝食兼ミーテイングで今日の動きを確認する。
今日はあわただしくも移動日だ。
9:30にチェックアウトをして出発。
今日も林さんが同行してくれることになった。
休日なのに本当にありがたいね。
バスで黄鶴楼へ向かい10時に到着。
長江のほとりに立つここは過去何度も改築されているので建物自体は古くない。
中はコンクリートだったりして大阪城を思い出す。
林さんの流暢な日本語の説明で時代の感覚や建造の歴史がよくわかった。
思えばいつも観光なんてほとんどできていないのでこうしてじっくり町の史跡を歩けることがとてもうれしい。
カートに乗ってあっという間に一回りをしてきた。
うむ、満足。
そして空港へ。
本当にあっという間の滞在だった。
それでも妙に充実感というかまるで古い友人のように感じられるここの人々。
呉さんや林さんに会えたことが僕らにとっても最も大切な出来事だったんじゃないだろうか?
お役人として付き合ってくれるのではなく、心から時間を共にしてくれることが分かる。
だからこそ僕らにできることはこれからもずっと続けていかねばならないと思った。
そして、恩返しに来ないといけないという気持ちにもなった。
13:00。
空港でランチをとる。
林さんともここでお別れ。
楽しい時間はあっという間に過ぎる。
13:50 出国、ああ、まだ帰りたくないな。
そうだ、必ずまたここにこよう。
そしてその時はRockのコンサートを披露しようじゃないか。
14:45貴州に向け中華南方航空に搭乗。
気持ちを切り替える。
機内では揺れる&満席の中貴州の交流会の準備をする。
寝ている間はない。
16:10貴州着。
一年前の場所に戻ってきた。
約束通り戻ってきた。
空港には日本語学科の学生2人が迎えに来てくれていた。
最近本当に思うのだが本当にこちらの学生は礼儀正しい。
日本が忘れかけている美しさを彼女たちから感じ取る。
空港から貴州大学まで40分程度。
きれいなそして広大な菜の花畑を横目で見ながらバスは行く。
いいね、目に優しい色だよね。
そして、山間を抜けるといきなり貴州大学のある花渓についた。
橋を渡りすぐに貴州大学に到着。
空港から近かったんだね。
今回はここのホテルに泊まることにしたので二日間ずっとこの界隈で過ごすことになる。
懐かしい風景。
宿舎の前に到着すると文先生が待っていた。
懐かしいね。そう、去年の3月。
本当に僕らの元気のきっかけにもなったかもしれない出会いだったよね。
そして、この一年のすべてのスタートはここからだったんだ。
そうおもうと感慨深い。
昨年実施後からずっと連絡を取り合っていたこともあり本当の老友人のような関係。
そして、だからこそできるのだろう、今回は貴州の楽器とコラボレートすることになっていた。
そして、その人が僕らのアテンドのキンキンだった。
一石二鳥とはこのことか。
一緒に演奏をする前にコミュニケーションからということで食事中いろいろなことをヒアリングする。
貴州料理を食べながらいろいろな情報を得る。
東京を出る前の情報なんてもう古い。
日進月歩というがまあ、現場主義ということだろう。
話も盛り上がりつつ今日はこのあと19時から交流会があるためにサクッと出発。
交流会会場に向かう。
この道もなんだか懐かしい。
昨年、みんなにとっても評判だったおいしいチマキを売っているコンビニがなくなっていてちょっと残念。
そこは小奇麗なレストランに変わっていた。
学内を10分ほど歩くと外語学院が見えてきた。
今日の交流会はここでやることになる。
会場に入ると既に学生たちが待っていてみんなに見つめられながら準備を行う。
うむ、なんとも小恥ずかしい。
舞台裏を見られるのは恥ずかしいものだ。
そんなこともあり準備不足も否めず交流会に突入。
中身は書かないが学生たちと本当に知りたい事、関心のあることについて話ができたと思う。
そして、夢ハンカチにみんなの夢を書いてもらう。
富士山であつまったみんなの夢を焼こうという企画面白いね。
一人一人一生懸命書いている姿はうらやましくもある。
そうだ、ここにいるみんなの未来は夢に満ち溢れている。
いつまでもそうであってほしいと僕は願った。
あっという間の二時間が過ぎ交流会も終了。
このプログラムを取り入れるときはどれだけの反応があるかと思っていたけれど思いのほか好評だし、なによりも僕らがみんなの事を理解するに十分な活動だ。
むしろ僕らが勉強になっているという感じでもある。
ずっとやっていきたいね。
終了後、琵琶を持ってきたキンキンとリハーサル。
緊張もあってなかなか思うように合わせられない。
琵琶独特の譜面と元の曲の構成や休符など実際に合わせるとかなり異なるので苦心する。
それでもステージは明日。
まだまだ時間は山ほどある。
1時間ほどしてなんとなく骨格はできた。
あとは寮に戻って自分でおさらいをしてもらい、明日改めて朝やろう、ということで終了。
よかったな。
なんとなくGYPSYQUEENに琵琶が入った感じがしてきた。
結構いいかもね。
人の喜ぶことをすることはとても楽しい。
そして、それは自分にとっても楽しいことであったりする。
ホテルに戻り打ち合わせ。
交流会の反省会。
そして、明日の公演の打ち合わせ。特にキンキンの琵琶の入れどころなどを細かく調整する。
喧々諤々とする部分もある。
適当に和気藹藹とやりたいわけじゃない。
やる以上責任がある。
日中関係のね。
本当にそう思うんだ。
このステージ一つで日本を好きになったり嫌いになったりする人がいる。
だからこそ見た全員に日本を好きになってもらう。
そうでなければ来た意味がない。
深夜2時半。
ようやく最終調整ができた時点で解散。それでも、masaoたちは詳細の確認を続けていた。
今日眠らないことが明日の美酒に変わればそれでいいのさ。
一足先に部屋に戻り僕は僕のやるべきことをやる。
3:30就寝。