成都へ1
- Post by: AKI
- On: 4月 5/12
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2012/03/27
09:30ロビー集合して今日も朝食を食べに学食へ。
今日から応援団も加わり総勢10名となって何となくにぎやかだ。
10:00講演会の為にいらっしゃっている総領事にご挨拶。
本当は話を聞いていきたいところだがスケジュール的に間に合わないためにご挨拶だけで失礼させていただく。
ホテルに戻り荷物を積めて出発。
あっという間だったな。
文先生とお別れの挨拶。
また来年も会えることが当たり前のように僕らは再会を約束してバスに。
文先生が「学生はみんなGYPSYQUEENのファンですから来年も来てくださいね」の言葉がうれしい。
バスはこのあたりの古い街並みのある青岩に向かう。
小さな花渓の町を抜けお花畑の続くのどかな風景を行く。
気づくと寝てしまっていた。
11時過ぎに到着。
ここでしばし散策を楽しむ。
武漢といい今回はこういう時間があって嬉しいね。
茶館でお茶をしていよいよ出発という時にツアーメンバーの金野さんがいないことに気付く。
さっそく捜索隊。
ここで迷ってしまうとどうしようもない。
てきぱきと3方向に捜索隊を出す。
本隊はまよってしまうので先にバスで待つことになる。
ここで待つか、最初の入り口で待つか。
そんな中、宮城さんが金野さんと遭遇して発見される。
一件落着。
ちょっと焦ったけれどよかった。
そんなこともあり13:10バスは空港に向かって走り始めた。
金野さんに迷ったいきさつを聞く。
最初にみんなの行方が分からなくなり最初の所に戻ったがすでにバスはないので、こまってタクシにのって貴州大学に行こうとした。
しかし、中国語もわからなかったのでどうなるかと思ったら運転手が貴州大学の知り合いがいてそこに電話をして、その相手からさらに日本語学科のこの連絡先を聞き出し、さらにそこからキンキンに話をつなげて無事所在が分かったという。
タクシーの運転手の劇的機転といえばそれまでだが、ぼくらはよく思い当たる節がある。
この国はとにかくネットワーク社会。
つながりが最重要な国だ。
だから、ドライバーは非常にいろいろなことを知っている。
以前もツアー中にタクシーに忘れたカメラが戻ってきたり、機材をタクシーの運転手が届けてくれたことがあった。
盗難や遭難ということも100%なくはない。
でも、この国の人は基本的に親切で当たり前だが日本人と同じように人の苦しみが分かる人たちだ。
困っている日本人がいたら助けてくれる。
そんな当たり前のことだったが、まあ、見事な旅の思い出になったに違いない。
そして、今までよりもちょっと中国が好きになってくれたら幸いだ。
14:00、一行は天河空港に到着。
ここできんきんもお別れと思っていた。
そこでトラブルがまたもや発生。
今度はぼくらのチケットが登録されていないという。
そんなことはない。
さらにビザが必要だという。
これもそんなことはありえない。
猛然と抗議する。
しかしらちが明かずCAのカウンターへ。
事情を説明しても押し問答しかならない状況だがそこで文先生に電話をした。
文先生は冷静に「航空会社の人に変わってもらえますか?」というので変わる。
その1分後。
僕らのチケットは発券された。
なんで?
恐るべし文先生。
どんな交渉をしたのだろうか?
いずれにしても僕らの航空券には手書きのパスポート番号の記載とCAの印鑑を押してもらい無事搭乗できることになったのである。
ほっとした。
きんきんはとても申し訳なさそうな顔をしてみんなに謝る。
君が誤ることではないというと「一緒にいてちゃんとできませんでした、ごめんなさい」と謝る。
いい子だね。
気にしないでと慰めきんきんともお別れ。
思えばまだまる2日も一緒にいない彼女。
それでも、同じステージに立った仲間との別れは毎度別れがたい。
一悶着あった後はお腹がすく。
空港の地下のKFCでまたもや欧米の味を堪能。
そして、16:55。
CA4436便にて成都へ向かう。
貴州の奇岩の山々を見下ろしテイクオフ。
今回もかなり揺れて怖いね。
最近なんだか世界の風が強くなったんじゃないか?
機内食のそこそこに資料の整理をしつつ着陸を待つ。
街の明かりが見えてきた。
成都は大都会だ。
街の明かりがまばゆい。
18:10成都着。
またここに戻ってきた。
空港には弟、ショウさんが出迎えに来てくれていた。
今回のすべての企画のスタートは彼からだった。
彼が僕らの公演のためにこの広い成都の大学をいろいろヒアリングしてくれて、その中でもっとも積極的だった西華大学での公演となった。
そして、それが日本文化祭の行事として広がっていったのだ。
ショウさんはこの日結婚届を出す日だったそうで、今日くらい奥さんといなくていいのか?
というと「奥さんとはこれから何十年と一緒にいます。でもAKIとはこの二日間しかあえませんから」という。
泣かせてくれるじゃないか弟よ!
2005年に僕らの重慶でのコンサートを見てくれた彼。
2009年に蘇州で偶然再会した彼。
そして、上海でも公演の度に会いそして今日を迎えている。
僕らのツアーの中でたくさんの出演をしているショウさんだった。
西華大学に到着。
ものすごいキャンバスで正門から入りホテルに着くまで10分弱はかかるという広大な土地。
5万人の学生を抱え、ほとんどが寮生活をしているという。
なんなんだ、この中国の教育に対する熱心さは。
こんな素晴らしい環境で学んだ学生たち。
一生懸命日本語で交流をする彼ら。
一生懸命中国語で答える僕ら。
この逆転状況がたまらない。
チェックインをしてすぐに夕食へ。
ここで尹先生とご対面。
ここまでの準備は彼女が一手に引き受けて進めてくれた。
流暢な日本語はさすが。
ここが日本のように思えてくるね。
夕食はもちろん四川料理。
辛くないというものを用意してくれたが十分辛かった。
そして超美味である。
四川料理、最高。
夕食兼ミーティングを行い20:30終了。
お店を出て超市で買い物をしてホテルに戻る。
何しろホテルに自動販売機があるわけではないので、買い出しは一苦労である。
21:30ホテルに戻って明日の準備をおさらいする。
この繰り返しからこうして精度を高めていくんだ。
深夜0時を回り解散。
今日は移動もありかなり疲れたね。
いよいよ明日がこのツアーの締めくくりの公演となる。
がんばろう。
2:00就寝。