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成都へ2

2012/03/28

7:00起床。

昨日の晩寒かったのか体調悪し。

気を付けないとね。

今日の本番が終われば風邪もWelcomeだ。

8:00にロビーに集合して朝食へ。

ここも大学内のマンモス食堂に行く。

中身は全部中華。

朝から激辛はきついのでなんとなくやさしそうな麺を選ぶ。

中国はどこでも麺が本当においしい。

ただ、学校が広いのでどこに行くにも時間がかかるのが難点だ。

 

ホテルに戻り9:20。

交流会場に向かう。

10分ほどで着いて(それでも学校内なんだけれどね)4階の教室へ。

エレベータとかはないので全部階段で機材が重い。

到着した教室ではここもすでに満員の学生が待っていてくれた。

ここまでアテンドしてくれているのはみな学生。

ここの学生は本当に礼儀正しく、ユン先生の教育がいいのか本当にすばらしいとしか言いようがない。

司会や通訳をしてくれる学生は特に日本語がうまく、一度も日本に来たことがないなんて信じられない感じだ。

交流会は終始楽しく進んだ。

夢ハンカチにもいろいろな思いを日本語で、中国語で書いてくれる。

みんなの夢がかなえばいいね。

 

終了後記念写真をとろうとしたけれど、終わった瞬間に席を立つのがこちらの流儀。

あっという間にいなくなってしまったところは中国らしいね。

そして、ランチへ向かう。

昨日とおなじ四川料理のお店だ。

昼から辛いぞ。

たった一人いる日本人先生との交流もできて満足だ。

昼食を終え、パンダ基地観光組みとお別れ。

いいなぁ。

パンダ基地は58元で入場できるらしい。

ただ、パンダを抱っこすると1200元とのことなので、どんな需要なんだと思う。

まあ、高いのはわかる気がするが。

 

僕らはホテルに戻り機材を持って会場へ。

遠いのでこの移動もバスで行くことに。

会場は学生センターで日本の体育館くらいの場所だった。

体育館なので音場は決してよいとはいえない。

それでも朝ご飯も食べずに機材を確認しにいってくれて、そして昼ごはん食べずにサウンドチェックをしてくれている千夏のおかげでリハができる体裁になっていた。

本当にありがとうね。

サウンドチェックも順調に進みいよいよコラボのリハーサル。

イケメン風の男の子と、普通に東京にいそうな女の子。

成都は都会だからか?

あまり苦労することなくリハーサルを終えることができた。

 

16:30に終了しホテルに戻りすぐに出発。

この後は副学長主催の夕食会ということで「絶対に遅れてはだめ」とユン先生に厳しく言われる。

いつの間にか皆、ユン先生の迫力にすっかり言うことを聞くようになっていた。

すごい。

この食事会も大学内にある接待所の個室で行われた。

英語を話しカナダ留学で日本人の親友ができたこともあり日本が大好きだ、と言ってくれた。

やはり学生時代の思いはいつまでも残るということだと思う。

今日もきっと数十年後の人々の思いを作る場になればいい。

かなり話も盛り上がりちょっと押し気味で会場へ。

 

コンサートは予定通り19:00のスタートだ。

すでにお客さんは満員。

最後列はみんな立ち見になっている。

どれだけ入るか気になっていたので違った驚きだ。

おのずとテンションも高まる。

このツアーもここで最後。

思いっきりやろう!司会者がスタンバイをし、幕の外では開会の言葉が始まる。

学長のあいさつ、重慶総領事館の山崎さんのあいさつが続きいよいよ僕らの出番だ。

SEでWe Will Rock Youが流れ出すと会場のテンションは一気に盛り上がる。

本当に最近の中国の学生のノリはすさまじい。

RocknRollのナンバーからステージは始まった。

 

今日も90分ほどのすてーじだが貴州とはセットリストを変えて望んだ。

成都なら四川の歌をいれたりとか、ユン先生のリクエストもあったりしたので貴州とは別な進行になる。

途中のshinonの着替えの時のバンドチームのコーナーではBeyondをうたった。

国民的な歌手の歌は本当に受けがいいね。

貴州ではやらなかった交流コーナーでのじゃんけん大会は思いのほか盛り上がった。

みんな日本のことを知りたがっている。

もっとたくさんの日本を感じたいと思っている。

だから僕らだけではなくもっとたくさんの人が交流をしていけばいいと思う。

もちろん、それは簡単じゃない。

簡単ならみんなやっているからね。

いろいろな障害はあるものだがやはり一番の決め手は、会いたいと思う人がいるかどうかなんだろうと思う。

幸い、一つのきっかけをもとに僕らには会いたいと思う中国の朋友がたくさんできた。

そこを綴ってきて今まで来たし、それはこれからも続くだろう。

今回もまたたくさんの絆ができたと思う。

それも加速度的に増えてきているということがわかる。

交流は大勢とすればいいものでもない。

ちゃんと相手の顔を見てちゃんと話をしないとテレビの映像と何ら変わりない。

Face to Faceの大切さはどれだけ心を入れ込むことができるかにもよると思う。

それが今回はまたできたんだなと思うね。

 

ステージ終盤は定番の中国曲をGYPSYQUEENアレンジをしたナンバーで突き進む。

最高潮に盛り上がりステージは終了した。

最後に会場に全員であいさつ。

そのあとはみんながステージに上がって着ての交流、いつも見る場面。

そして実に気持ちの良い場面となる。

終了後荷物をまとめホテルへ。

ショウさんがばつぐんのタイミングでバスを回してくれる。

みんなおつかれさま!

6泊のツアーに付き合ってくれた皆さんにも感謝だ。

 

21:30にホテル着。

ユン先生の指導で21:50ホテル出発、うむタイトかつ素早い行動である。

打ち上げはBBQに行きましょうというのでわくわくしていた。

学校を出てしばらく走るといわゆる町の飲み屋の前に止まる。

「重慶式ね」、そんな雰囲気だと思ったがお店の看板に何やら怪しい文字が「兔」と書いてある。

これは。。。

う、うさぎぃ?!ウサギをたべてしまうなんてなんということだ。

BBQと聞いてわくわくモードが一気にローテンションに。

しかもお店を見ると何やらウサの顔を焼いたものがたくさんあったような気がした。

まあ、ちょっと残念だが僕がうさぎ年であることを伝えたうえで席に着く。

 

気を取り直して乾杯。

僕らのコンサートをきっかけに日本文化祭を開いてくれたユン先生、成都でのコーディネートを一手に引き受けてくれたショウさん、そしてツアーに参加してくれた応援団のみなさんと過酷な準備に耐えて一緒に成功を作り出してくれたメンバーに乾杯!

終わった充実感はたっぷりあった。

そしてウサギの肉もおいしかった。

ごめんウサちゃん。

 

宴席は盛り上がりここでも次の新しい話が出てきた。

こうしていろいろな町で新しい関係が生まれる。

いいよね。

もっと広がればいい。

12時を過ぎていったん解散に。

明日は会えないということでユン先生ともお別れ。

本当にありがとうございました!

一行は兔臭くなってバスに乗り込みホテルへ。

ホテルでは恒例の反省会をということでいつものmasao部屋に集合する。

ツアーの映像を見ながら長いようで短かったこの数日を振り帰る。

 

武漢、貴州、成都。

とても濃い旅だったね。

睡魔に襲われつつなんとか映像を見終わり中締め。

まだまだ飲む気満々のメンバーを置いてフラフラになりながら部屋に戻る。

02:30か。

いい一日だった。

 

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