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HUE FESTIVAL1

2012/04/07

5:00起床。

6時に自宅を出る。

家の前の桜並木。

ニュースでは今日が満開という桜。

かえってきたらピークを過ぎているなぁとちょっと残念な気持ちだ。

この時間タクシーがあまり来ない時間なのだが今日はタクシーもすぐにつかまりスムーズに6:15上野着。

集合時間の6:30のスカイライナーに乗り込み一路成田へ。

日暮里でメンバーも乗り込んできて成田に向かう。

今日のおさらいをしているとあっという間に成田に7:14着。

早いよね。

機材がなければ車でなくてもこれでOKなんだよね、と思う。

集合場所の第一ターミナル ベトナム航空前に行くとすでに大勢集まりかけていた。

今回のツアー久しぶりの大人数。

総勢26人のツアーだ。

目的は2つ。

HUE FESTIVAL2012への参加とベトナム政府観光局日本支局の設立に関するベトナム政府との調印式を行うこと。

この二つの(主に2番目だが)行事にメディア関係を中心とする皆さんが集まってくれた。

 

ミュージシャンチームもサンプラザ中野くん、氏神一番さん、GYPSY QUEENの3組での参加の旅だ。

まずはメンバー紹介ということで空港内のミーティングルームで結団式。

出発前にみんなの顔を知ることは大切だよね。

この部屋を押さえてくれた三浦さんに感謝だ。

自己紹介のあとは無茶ぶりで中野さんにシメをお願いして出発。

こんな時快くしめてくれる中野さんに感謝だ。

 

案外時間もなくちょっとさびしい感じの第一ターミナル内を搭乗ゲートまで進む。

そして9:30搭乗。

10時にVN301便は一路ホーチミンに飛び立つ。

かなり混んでいてほぼ満席状態。

景気がいいのか?

機内では久しぶりの6時間ということでやることも終え、退屈な時間を過ごす。

いつも中国が多いので基本3時間以上のフライトはないので結構6時間は遠い感じだ。

フライトが若干遅れたこともあり16:40着。

30分の遅延でホーチミンに到着する。

 

みなれた風景が戻ってきた。

そしてこの暑さも。

フエへの乗り継ぎだが荷物を一度ピックアップして国際線から一度出国してそして、国内線の担当者に荷物を渡すというちょっと複雑なやり方で進む。

結構このやり方微妙じゃないか? と思う。

ツアー団の荷物。

間違いがあると後から大変なことになるので神経を使いながら対応。

数を念入りに確認してVNAのスタッフに渡す。

 

そして出国するとリンさんがまっていてくれた。

これは今度ベトナムで行うオーディションの打ち合わせのため。

ただ、到着が30分遅れたので本当に時間のない中、空港で打ち合わせをすることになった。

そしてなんとナムクーンも来てくれた。

このベトナムの若手のトップアーチストといっていいだろう、Nam Cuongは一昨年の日本公演の仲間。

そして、今回のオーディションは彼の事務所が仕切ることになる。

あわただしい中打ち合わせが行われ、搭乗時間が近づき移送でゲートへ。

ここからフエに向かうのだ。

16:10搭乗。

何とか間に合った。

機体は一気に高度を上げ、若干揺れつつ夕刻のフエへ向かって飛び立った。

17時過ぎ。

機体は高度を下げてくる。

フエは僕らも初めての場所。

一面の水田が続く中に降りようとしている。

 

そして、17:30。

雨のフエに到着。

蒸し暑いね。

でもこの雨で温度はどんどん下がっていく感じだ。

イメージは8月の軽井沢の雨か。

夕方の暗さもあってそんなさびしい雨だ。

このフエは10世紀ごろにチャンパ王国の首都として栄えたところ。

近代史としても1802年から1945年までここがグエン王朝の首都であった由緒正しき町だ。

そんなイメージとは程遠い小さな空港ゲートを抜け、若干行き違いはあったものの観光局の車とツアー組の車に分かれて市内へ向かう。

 

この日の歓迎会について2転、3転、いやそれどころじゃない5転くらいして結局個別に夕食を食べることになった。

当日になって、しかも間際一時間くらいの間になぜここまで変更ばかりが続くのかと思うと近年のベトナムとの付き合い方とは違うということがよくわかる。

ここはハノイはホーチミンではないのだ。

二大都市と地方都市との差をこのあとたっぷり感じることになるがここはまだ前哨戦であった。

 

19:15夕食。

ミュージシャンチームとツアーチームはわかれたままだ。

そして観光局打ち合わせ。

ハノイからのメンバーが合流して明日の調印式について打ち合わせを行う。

ようやく形が見えてきた。

ハノイの仕切りについては想定範囲内で進むがこの時点でまだフエ側の担当者と会えていない。

サポートしてくれるスタッフからは問題ないと聞かされるがイベント側責任者と打ち合わせもせず本番に臨むことはかなり危険であるしうまくいったためしがない。

不安が残る中打ち合わせは終了する。

 

食後フエフェスティバルの開会式に向かう。

ホテルを出てフエ市の中心を流れるホン川の手前で下車。

もう、ここからは車で行ける状況でない感じだ。

フエはこの川を境に王宮のある町と市街地に分かれている。

川の手前はホテルや観光施設のネオンで輝き、真っ暗な川の先にはフェスティバルのせいだろうか、たいまつに飾られた王宮が見える。

僕らは押し合いなが橋を越えて王宮のゲートにたどり着く。

そしてそこからは。。。

山手線のラッシュアワーのピークのような状態で延々と入口まで歩く。

日本だったら完全に規制されているね。

というか事故が起こらないことが不思議なくらいだ。

僕の後ろにはつぶされないようにviviちゃんが続く。

なぜが見知らぬベトナム人学生たちも僕のシャツのつかんで流れに乗ろうとしている。人の足をふみ、倒れこみそうになって前へ前へ進んでようやく宮殿の入り口に。

そして、そこから先にさらに進んだ場所にメインステージがあった。

強引にパスを見せて検問を抜ける。

ふーっ。

ここまで30分。

最初から見ようと思った開会式は中盤となっていた。

それにしてもこの人々のパワーのすごさはたまったもんじゃない。

日本と比べることはできないこの力。

エネルギーを感じさせられた。

ステージでは王宮の堀を埋めてステージにした形で大掛かりなセットとなっている。

「明日はここでやるの?」と聞くとそうだという。

でも、ちょっとこの規模感。

バンドでやるイメージではない広さだ。

ローラースケートでもはかないと様にならないね。

かなりの不安を抱えて会場を出る。

帰りも行きほどではないが混雑にまみれ元のバスの位置に。

みんなぐったりだ。

だが、面白いものを見ることができた。

ベトナムの力。

パワー。

そんなものが垣間見れたのは大きな収穫だった。

22:00。

ホテルに戻りメンバーと合流して明日の公演のリハーサルを行う。

0:00一足先に部屋に戻る。

明日はダブルヘッダー。

最後の準備をしなければ。

 

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