北京武漢ツアー2
- Post by: AKI
- On: 6月 23/12
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荷物をまとめてさあ、ホテルへ!
とおもっていたらバスがなかった。
そのバスにはみんなのスーツケースが入っていたのでとりあえず到着を待つがいろいろな場所に人を運んでいてかなり遅くなるとのこと。
まあ、とりあえず食事をしようということになり、BTV近くの中華へ。
中華しかないけれどね。
そこで1時間ほど食事をしていると、「到着したのでもどってください」と電話が。
会計をしてホテルに戻るとまだ到着していない??
またもやロビーでしばらく待つとようやくバスが到着。
さあ、ホテルへ!!
と思ったが何やら様子が違う。
そうだ、このバスではないのだ。
同じような送迎バスが手配されていて、僕らの荷物の乗ったバスでない違うバスが戻ってきたということだ。
それってちょっと考えればわかることだけれど、たしかに「僕らのスーツケースが乗っているバスに戻ってきてほしい」ということまでは言わなかった。
これを言わなければだめだった。
久々に中国の洗礼を受ける。
結局もう一台を待つことになるがこれは危険だ。
「そのバスがいるところまでこのバスで行こう!」ということにしてもう一台のバスを探しに出発。
待つよりこちらから行ったほうが早いからね。
結局1時間くらいかけて到着したのは刹那海だった。
バスはまだ送迎待ちをしていたので結局もしホテルで待っていたら到着はあと2時間以上あとになったということだ。
待つより先に行け。
ちょっと安心していたが僕らのツアーの流儀を思い出してきた。
自分でやらねばだめなのだ。
絶対に自分から動くことが重要なんだな。
さあ、ホテルへ!!!
荷物も積んでホテルに行こうとした時にガソリンが無くなったのでスタンドへ。
ガソリンをいれたのだがいつまでたっても運転手が来ない。
どうやらガソリンタンクのふたが合わないようで閉まらないみたいだ。
絶句。
ありえない、でも現実だ。
すでに12時で眠気もmax。
それにしてもサイズも違う蓋でどうして今までつかえていたんだろうというもの。
これは閉まるはずはない。
そこでmasaoの情備品ガムテープでタンクのふたを抑えることに。
かなり無茶を行ったが、結果オーライ。
ガソリンタンクのふたはmasaoのガムテープで留められ出発となった。
ガソリンだしなぁ。
ガムテープとけちゃうんじゃないかなぁ。
まあ、今日の所は大丈夫だろう。その後決してゆっくり走るわけでもなく、バスは猛進。
ようやく1時に首都機場賓館に到着。
明日の事はまだわからない状況だがとりあえず早朝5:50のバスで空港に向かうことは確定している。
余計なことを考えずに今日は休もう。
明日になればすべてわかるはずだ。
2012/06/15
5:00起床、寝たのが3時前だったのでかなり眠い。
昨日も早かったしね。
朝食は間に合わないのでそのままロビーへ。
カウンターに弁当らしきものがあった。
チェックアウト客が何気なく持って行っているので自分も一つゲット。
でも、それが最後の一戸だったのでこの後の人はどうなるんだろうか?
そうしているうちに集合時間となる。
5:50チェックアウトをして早めにバスの前に並ぶ。
乗ろうとする人のほうがマイクロバスのキャパより多いのでこれは木を抜くと危険である。
そして、乗り過ごすともう間に合わない。
昨日久々に受けた洗礼で気分は完全に中国ツアーモードになったのでこの辺はばっちりで割り込もうとする人をスーツケースでブロックしてとにかく自分たちの荷物を積み込む。
案の定立ち席や乗れない人も出て次のバスとなった。
危なかったね。
空港までは1kmと書いてあったがぐるぐる回って結局15分かかって6:05第三ターミナルに到着。
到着するとめちゃくちゃ混んでいてもうすぐ搭乗時間となるところ。
これは危険ということで2手にわかれてチェックイン。
カウンターのおねえさんに「あそこにいけ」といわれて並んでパスポートを出すと「ここは違うからあそこにいけ」とたらいまわしにされそうになる。
いつもぼっ?としているShinonも「あのカウンターの人にここでチェックインをするようにいわれたんだよ!(という感じで)」強硬にチェックイン。
言えば何とかなるもんだ。
それにしても混んでいるね。
そして7:20搭乗口へ。
ギリギリだ。
これも満席のCAで武漢に出発。
ようやくほっとする。
呉さんに再び会えるのだ。
9:30武漢に到着。
北京同様かなり暑いね。
空港を出ると王くんと胡さんの二人が迎えに来てくれていた。
流暢な日本語。
長沙の蓉ちゃんたちもそうだったが本当に中国人大学生のレベルは高い。
しかも彼らはそれを謙遜する。
「中国の学生レベルはまだまだです。もっと頑張らなければだめです」
この向上心こそが大切なことであり、それを身に着けた中国はものすごい国になるだろうと感じる。
ようやく今回のいきさつを聞くことができた。
日中関係はいろいろ難しいことが多い。
そんな今年は日中の国交正常化40周年ということで多くの人々が隣国と新しい関係を作ろうと動いている。
しかし、その弊害もある。
今回も日本人コラムニストの人が南京に関する発言をしたことが大きな波紋となったそうだ。
それが8日。
その後青海省のとなりの甘粛省での講演会で波紋を呼び急きょ中止に。
そして、まさに僕らが行く青海民族大学での講演会も中止になった。
その翌日の13日。
安全性が確保できないこと、国を傷つけられたことは許せないとした政府の見解もあり、ジャパンウイークも延期措置となった。
ぼくらの出発の前日の午後の出来事だった。
うむ。
うーん、なんだろう。
みんな大変だ。
準備をしていた人たちみんな大変だ。
僕らはもちろんだがこの事業に奔走していた人はたくさんいる。
手配から連絡まで本当に大変そうだから僕らが文句を言える立場ではない。
まったく僕らに非はないが、これは流れに従うしかない。
何よりも心を痛めているのは準備をして待っていた日本を愛する中国の学生たちだろう、いろいろなことを研究して発表の場にしようと思っていた学生も多い。
僕らと違って学生は数年間しかチャンスがない。
その大事な時間が自分とは関係ないことで中止や延期させられるのは本当に悲しいことだ。
彼らのためにも再開を希望したい。
中国と日本の関係を変えるのはこういった小さなことからだ。
お互いの国に失望しないこと。
僕ら大人では理解できてもピュアな学生はまだまだ弱い。
彼らの気持ちを大事にしないで本当の友好はない。
そのためにはいくつもの言葉を飲み込み、行動を変えても実現できることに肩入れしていこう。
この事業の最大の主役はお互いを好きになるという気持ちという無形なものを醸成することなのだ。
そして、参加者に説明をすることに。
日中の関係とは別にツアーに参加した人からすればそれを不満に思うことは当然だ。
幸いみな同じ志の持ち主。
内容を理解してむしろ励まされたりする。
旅の最大の成功要因はその同行者との関係。
本当に理解してくれる良きパートナーとの旅は僕らの力を倍増させてくれ、時には折れそうになった心を強く保たせてくれる増強剤になってくれる。
夢を持つ大人たちに心から感謝だ。