Beijing2008 4
- Post by: AKI
- On: 11月 10/08
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11/1。7時起床。二日酔いもなく、体調も万全。
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昨日さらにもう一軒行かなかったのがよかったなと思う。外は今日も晴天だ。北京というと曇天だったので気の抜けた感じもする。
08:00朝食。結構混んでいてみんなで座ることができない。この朝の時間にいろいろ打ち合わせをするもんだがまあ、特に緊急事態は起きていないので大丈夫だろう。
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今日はメインの公演日。すばやく準備を済ませて9時にロビーに集合する。MAOは鼓楼というエリアにありホテルからは30分ほど。時折渋滞しながらも09:40MAOに到着した。
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このエリアはなんとなくおしゃれな感じのゾーン。といいつつも僕の感覚が2年前なのでもうなんともいえないね。
ここは違う国になっているんだから。
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会場にはすでにsam2さんがきていてここでご対面。メールでやり取りしていたのではじめて会うという感じではなかった。とても気さくな人で何よりも日本語でやり取りできるのが楽でいい。
ここは北京でももっともしっかりとしたライブハウス。日本の著名アーチストも北京でコンサートというとこの小屋に来る。実際会場を見ると設備的にも北京一であるといってもいいだろう。
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ここでは連日北京でしのぎを削るバンドが出演しているのだ。
10時よりリハーサルが始まる。やり方は日本のそれと同じ。そうしているとジャンジエの姿が。おお、ちゃんと来ている。それも時間前に。まあ、当たり前のことだが、日本にいるとメールの連絡もなかなかつかなかったりして、本当に大丈夫かとおもうことが多々ある。
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しかし、大体、こうして現場で顔を合わせるとすべてがうまく進む。この現場主義。中国式の進め方はここに来てしまえばこんなに楽なことはない。
そうだそのあたりは2001年のツアーと変わりないことだったのだ。ふとそんなことを思い出していた。
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RHを終えhelenと打ち合わせ。彼女も昨日の2kolegasでの僕らのとのセッションをとても楽しみにしていたようで昨日会えなかったことを残念がっている。
といっても1時からやるといわれてもねぇ。
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その分今日を楽しもう。
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彼女とやるI loveRocknrollの歌う順番などを相談して終了。コンサート自体はRHが押したこともあり13:10スタートとなる。
コンサートは最初に3人の女性シンガーが歌いそしてPeacefulCloverそしてZIYO、最後にGYPSYQUEENと氏神一番さん。終わったら全員のセッションという流れだ。
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ソロシンガーたちは一生懸命中国語を話した。Peaceのテルマもそうだ。これは重要なことだとおもう。たぶんあまり通じていない気もするが話そうとおもうことが重要であるとおもう。本番前に一生懸命に歌の準備をするのではなく、中国語の発音を繰り返すシンガーとそれを教えるLitaoさん。この姿をみるだけでこのイベントがなんたるかを伝えることができる。彼ら彼女らには感謝。これは押し付けてはできないこと。みんなが同じ気持ちを持たないとできない貴重なことだ。これは必ず北京の朋友たちにも伝わるだろう。僕らは交流したいのだ。このGYPSYQUEENのコンセプトに賛同してくれた若手のシンガーたちに心からの敬意を表したい。
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初めての中国をどう感じるかは3日後にならないとわからないが、きっとそれは彼らの音楽人生の中にひとつの大きなトピックスとして残るのだろう。
なんとなく楽しくなってきた。GYPSYQUEENの出番になりステージに上がる。
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GYPSYQUEENのオリジナルに加え中国語曲をアレンジしたものを数曲。Helenとのコラボあり、そして氏神一番さんとshinonのコラボ。そしてOEDOまでバライエティに富んだ構成。みんなが楽しんでくれているのがわかった。
そして、重慶ブルースをやる。
この曲は重慶の恩人重慶ゴジラさんにささげるもの。曲ができてから何度か重慶行きを試みたがなかなか実現されなかった。そして、今こうして初めて北京で披露することができた。
重慶まではまだ遠い。でも、半分きたじゃないか。
この曲を重慶でやること、そしてそのときにはゴジラさんのシートを用意することを関係者の方々に約束した。それは必ず果たさなければいけない僕の大切な目標でもある。
北京の若い人たちにしのんがこの曲の意味を伝える。
こんなにも中国を愛した日本人がいることを知ってほしい。僕らはこの歌でそれを伝え続けていかなければならない。それがゴジラさんからの我愛中国のバトンだ。
jp.youtube.com/watch?v=IKQGMGpkNwQ
重慶ブルースの動画です。
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コンサートは後半へ。最後のセッションでは全員がステージに。自然と盛り上がる。いいキャラが勢ぞろいだ。こうして今回のメインテーマ四川大地震チャリティコンサートは終了した。
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売り上げは全額支援にまわすために確保した。たいした金額じゃなくて申し訳ない。もっと告知を徹底していればともおもう。でも何かを誰かが始めないと進まない。僕らを見てもっと僕らよりうまくやろうとおもう人が生まれればそれもよい。
実はこの後押しをしたのは伊丹谷くん。以前二人で話していたときに僕は「北京でやりたいけれどなかなか受け入れ先が決まらない」ということを話していた。時はオリンピック前。みんなが北京へ、北京へと色めきだっているときだ。彼はこういった。「AKIさん、とりあえず行かないと。いかないと何も決まらないよ」。その言葉をきいて何かが崩れる音がした。
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なんだったのだ。いつしか保守的に、打算的に考えるようになっていた。一番大切なことを見失っていた。
もし、本当に僕らが「何か力になりたい」と思っているならば行動できるはずだと。
その言葉を受けて僕は動き始めた。本当はこの場に彼と一緒にいたらもっと強く感じただろう。
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ぼくらはやるのだ。
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そんなことを思い出した。誰かが動くことが大切なんだと信じてこれからもこの活動は続けていこう。地震の被災は今も続く。今もできることをできる範囲で長く続けることができれば人の心に地震は残る。
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気持ちの継続をするためにこのコンサート、できる限り続けていきたいとおもった。決して他人事じゃないのだ。
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