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震災の地から

ベトナムフェスでは本当にすばらしいアーチストとMeet vietnam showを作り上げることができた。

その中で日本人代表として参加してくれた人々も多い。

その一人に大船渡からきた及川君がいる。

 

大船渡は昨年の愛のギョウザカーで被災地に餃子を配りに行った一連の活動のひとつの場所。

その時に実際に現地で会った仲間との縁は今でも続いている。

 

今年もすでに2回行っていて、震災が起きたことは言葉に表しがたい悲しみであるが出会いができたことはそれを僕らは運命の出会いと呼ぶしかない新しい絆であると思っている。

 

先日、13時間かけて大船渡に行き、サンプラザ中野くんがランナーのみ間に合ったことを書いたがそこから新しい縁が始まった。

 

震災のつらさは被災した人、大切な人を失った人しかわからない。

でも、僕らはその気持ちを大切に、多くの人に伝えることはできるだろう。そう思って地震の被害が風化しないように活動を行っている。

そこであった及川君の歌。

 

一瞬のうちに失った友人への思い、そして、震災支援に対して感謝の「ありがとう」を伝えようとするメッセージ性の高い歌。

それを聞いて愕然とした。

「本当のことなんだ」。

 

そして、彼にフェスの参加をお願いした。

もともとベトナムは多くの震災支援を行っている。

でもそれはよく世の中に伝わっていないこと。

双方の気持ちと交流したい意思をつなげようじゃないか。

そうしてたどり着いた東京までの道のり。

そのステージを見た人たちからはみな涙のメッセージを放っていた。

本当の支援ってこういうことじゃないのか?そう思った。

今この瞬間に良かった思える人の数をどんどん増やしていく。

音楽の力は大きい。

とてつもなく大きい。

音楽によって人が変わること。

考え直すべきことが生まれることを強く感じたのだ。

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