One Wakyo 5
- Post by: AKI
- On: 3月 9/14
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2014/03/02
6:00少し気持ち悪く目が覚める。部屋中火なべ臭い。まずい。シャワーを浴びコートをバタバタとはたきながら帰国の準備。9時のフライトなので6時には出発と思っていたが7:30出発でよいと言われて半信半疑だったがここは前向きにそれを信じて集合時間を7:20にした。そんなこともありゆっくりできてよかった。それにしてもそんな時間で飛行機に間に合うのか?ハードケースなど何かと出国に引っかかる僕ら。不安だが今更そう思っても仕方ないのでまあ、何とかなるだろう精神で行く。
バタバタ用意をしてロビーに下りると村田さんが待っていてくれた。みな予定通りに降りてきて7:35ホテルを出発。朝食はとれなかったが、昨日の差し入れのチーズケーキを頂く。それにしても火なべの匂いはまだ取れない。かなり臭い。そして時間を心配してはいたが結果として言われたとおり7:55に空港着。本当に近かったとやはり少し疑っていた自分がほっとしている。
虹橋空港のチェックインカウンターは大混雑だったが無事にチェックインを済ましてゲートに向かう。本当はお茶でもしたかったが時間もなく更に登場口に付くとまだ搭乗時間前なのにすでにみな乗り込んでいて最終案内をされている。なんで?とりあえず、あわただしくも8:35機内に。ホテルをでて1時間後に機内に乗り込むなんてありえないことだった。こんなタイトに動けるなんて虹橋の利便性の良さだなと思う。これは癖になる時間間隔だ。搭乗後、なんのことはない。結局離陸待ちでかなり待たされて定刻に飛び立つ。ふーっ、あわただしかった。今回はあっという間の上海だった。
和僑会議の休憩時間に
第4章9幕はここで閉じることになる。
本当に僕らは和僑なのか?が今回のもうひとつのテーマであり、その手ごたえを確かに得る事ができた。形だけじゃなくて自分から飛び込んでいく事。それができたと思う。そして、あまりにもの急展開と内容の変更の中であっても淡々とぶれることなく準備をし、普通に旅にでたメンバー。よい時も辛いときも一緒だった仲間がいたからポジティブに望めたことは間違いない。
公演会場前で
信頼関係で作り上げたステージ。最近、インタビューなどをされると「GYPSYQUEENみたいなバンドは他にはいないですよね」とよく言われるようになった。その意味にピンとはきていなかったが、思い返してみると確かに震災支援から始まり僕らは自分たちの音楽の本質を変えてきた。それはちょっと見た目ではあまり他と変わらないかもしれない。しかし、根底に持つものとして確信的に「アジアと向かい合う」ことを音楽の目的としてその表現の形状として音楽を使い始めたと思う。
永川さんはいつも情熱的だ
「アジアをつなぐ音と心」それが最近の僕らのテーマでありそれを支えるだけのたくさんの恩と縁を持つ事ができた。この恩と縁を持った事が僕らが他の音楽バンドとの差であるのではないかと思う。確実に違うところはあの場所でみた笑顔、食いしばってやってくれた努力の涙。そのみんなの顔が僕らを支えてくれている事。そこに行き着くんだな、結局。感謝のために続けていると言うとありがちな表現だがそれが本当に本当。すべての僕らの本質だ。
虹橋空港にて
帰国はジェット気流に乗って行きよりも時間短縮。飛行時間2時間40分。あっという間に日本領空に入り12:50予定通りに羽田に降り立つ。東京は寒い雨。今回もたくさんの縁を貰った。今までいろいろなことをやりそのつど大変だった事も乗り越えてきた。和僑会との関係もそうだろう。言葉で言っていたことがようやく形になった。
新しい一日は始まった。思い描く形を目指しチャレンジを続けよう。
世界で羽ばたく和僑と共に。
関わってくれたみんなに感謝したい。
本当にありがとう。
そして恩返しはこれからだ。
新しい関係。徐さんとの出会い
GYPSY QUEEN ROAD TO ASIA #39
One Wakyo-OneAsia