Touch Festival 2
- Post by: AKI
- On: 8月 20/14
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2014/07/19
08:00朝食を全員一緒に食べてミーティング。僕らのツアーの定例ごとだ。
今回はメンバーも新しいがしきたりは一緒。日々めまぐるしく変わるのがデフォルトなので一日一日、全員で同じことを確認することは重要だ。
食事をしてメンバーは出発の準備、その間に今日の契約書のことや最新のアーチストの状況をリンさんに確認する。
特に問題はなく、サインをすればOKとのこと。ここまでは順調だ。
そして、あっと言う間に出発の時間となり、会場へ。すでに開会式の準備は進んでいて僕らは最前列に座らされた。
予想外にも登壇することになっていてびっくり。
ちょっと見に来たという感じだったので身なりもちゃんとした格好でこなかったことに後悔。
こんな恰好でごめんなさい。
無事に式典は終わりいよいよイベントはスタートとなる。
今回のこのイベントはアニメやコスプレといった日本ファンの若年層を狙ったイベント。
それだけに大勢の若者で会場は溢れる。他のイベントだと結構シニア層が多かったりするがここは特別。
ほとんどというか全員が10代?20代である。そして、他のフリーイベントとは異なり、きちんと入場料を取ること。
これも主催者のこだわりであると言う。ただで何でも見れるのではなく対価を払ってみると言うこと。
意思を持って会場に足を運ぶと言うことを伝えたいと言う考え方はすばらしい。
それで多少なりとも集客に影響を及ぼすだろう。そのリスクを負ってでもメリットを享受したいという考え方はしっかりとした筋が通っている。
一度ホテルに戻り、昼食はベトナム料理。ここにきてはじめてのベトナム料理となる。
昔は選択肢自体がなかったが今ではベトナムにいても世界共有の味を楽しめる。
便利と言うことはよいことだが、どうなんだろうか。
まあ、おいしいものが選べると言うことはよいことなんだろう。
その後、急遽決まったカラオケ大会の審査員を務める。10組ほどの参加だがみんなとにかくうまい。
何がって日本語がだ。
一番驚いたのが優勝した子が本当に日本語の母音の発音がうまくててっきり普通に日本語をしゃべれるかと思ったが、まったく日本語が分からない子であった。
日本語が話せなくてもこんなに歌えるなんて。。すばらしすぎる!そんな、日本大好きな人々に囲まれての数時間。
感動の余韻もそこそこに終了後すぐにNhu Quynhと対面し、フェス出演の契約書にサイン。
こちらもしーちゃんのこまめなチェックで準備万端で望んだため、特に問題はなくスムーズにすすんだ。
協力してくれるみんなに感謝。一人では何もできなくてもこうしてみんなに助けられていることを実感するのであった。
一通りの作業も終わり一呼吸。それでもゆっくりはしていられない。初競演となるNhu Quynhとリハーサル。しかも、公開リハーサルである。
そして今回初顔合わせのSKYとも公開リハ。ともに初顔合わせだがステージに立つと共通の一体感が湧き出てくる。
すっかりいい感じでステージを終えた気持ちに。
そうしてそのまま本番。あわただしくも貴重な雰囲気の中今日のステージを終える。
その後終了までの数時間。他の出演者を見たり、コスプレの人々と写真を撮ったりしてコミュニケーション重視で対応。
いつもは僕自身、比較的楽屋から出ないほうであったがいろいろ交友を増やしていくためにも積極的に話をするようにしてみた。
そうしているとまた、イベント全体としての景色や出演者たちの輪も広がってくる。
違う文化と環境にある人々が一堂に会すのがイベントの楽しさ。今回はこれをもっと楽しんでみようと思う。
こういった気持ちを気づかせてくれてありがとう!
一度ホテルに戻り夕食へ。今日はTrang Phapに誘われてバーベキューハウスへ。
オープンスペースのいい感じのお店だ。違う国なれどこうして交流を持てることは嬉しいし、その場で次々と出てくる新しい未来への会話はとてつもなく面白い。
もちろん全てが形になるわけではないがその分子は必ず次の何かへ作用するだろう。そうして今までやってきた。
それがあるからやってこれた。この想像もできない面白さに魅了されないはずはない。
「麻薬のようだね」という人もいる。
時にはそれを逸脱してしまう人もいるだろう。それはルール違反につながる。
だからこそ僕らは謙虚に捕らえ賢者とならねばいけないと思う。
そうでないと、ただのなんでも欲しがるくれくれタコラ(古くてすみません)になってしまう。
それを分かっている仲間とのこの時間。そんな仲間に誇りを持てる。
話は盛り上がり「サイゴン一おいしいチェーの店に行こう」と盛り上がる。いいぞ。
Trang Phapを先頭に蒸し暑い市内を歩く。
これは冷たいものがおいしいぞ!と期待度満点。しかしついた先のお店はもう閉店時間。
女子チームはかなり残念そうであった。時間も遅くなったのでここで解散。
その後主催者の菊池さんたちと合流しようと言うことで途中から追いついてきた石井さんと彼らのなじみの店「あん」に向かう。
ここもいい感じの居酒屋調でベトナムにいる感覚がない。
日本と違うといえば石井さんがバイクで飛ばしてくる所か。石井さんとバイク。
なんだかイメージがわかないが妙にマッチしていて面白かった。
そして、しばらくしてようやく菊池さん、我妻さんが合流。たくさんの苦労話を聞くと本当にこの地で頑張る大変さを感じてしまう。
それでもやるのはなぜか?それは覚悟であると。この地でやろうと決めた覚悟でやり続けるすばらしさ。
僕らも力になりたいし、一緒に目指せるものは多くあるはずだ。一緒に頑張ろうと次の未来を話すのであった。
メンバーの疲れもピーク。日本の居酒屋並みに寝ている人もでてきたのでそろそろホテルへ帰ろう。
あっという間に過ぎてしまったが、あすはいよいよ最終日。
契約もVAN MAIH UONGとPHAM ANH KHOAと交わさなければいけない。
昼夜共にフルスケジュールで望む最終日がんばろう。先ずは寝よう。