Touch Festival 3
- Post by: AKI
- On: 8月 21/14
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2014/07/20
7:00起床。いつもよりゆっくり。そしてバンドチームはオフ。事務方としては朝から作業が始まる。
とはいえスケジュールの変更や必要な物がここにきて足りなかったりとゆっくりすることができない。
確認に次ぐ確認作業で思ったほどやることが進まず昼を迎える。
今日の昼は石井さんのお勧めの店「Nha Hang Ngon」へ。ここの雰囲気は抜群。そして味も抜群である。
昔のベトナムの風情。そんなゆったりとした気持ちにさせられる店だった。食後しーちゃんは会場へ向かい僕らバンドメンバーは久しぶりに自由に。
どこに行こうか?もちろん行く所はSPAだ。
いつも行く所でも良いが今回は石井さんに教わった所に。これもすばらしく快適でそして低価格。
日本だとマッサージにいけない理由がここにある。
すっかりくつろいでホテルに戻り今日のステージの準備を始める。
最終日の最後を締めるので責任は重大。
会場入りをすると比較的予定通りに進んでいて、出演を終えたアーチストたちとの交流の時間を過ごす。
C&Kは日本でも非常に有名なグループ。
ここホーチミンでも会場を沸かせていた。
バックステージではもう大撮影大会になっていて僕らもそこに混ぜてもらう。
これから出演なんだがまあ気にせずに盛り上がっていこう。
普段のフェスやイベントでは出会わない層のアーチストとの交流は刺激的であった。
特にコスプレの人たちはものすごい変身ぶりで素顔とまるで一致しないので会っても全然わからない。
昨日とキャラ設定が違うのでどの人がどの人というのが分からないのが面白い。
そうしているうちにNhu Quynhが到着。昨日の私服と違って(あたりまえか)今日はものすごくキュートないでたち
「Rat Dep!(すごくきれい!)」というとものすごく喜んでいた。
今回は90分のステージ。GYPSY QUEENのオリジナルから日本語のカバー、ベトナム語のカバーまで守備範囲が広い。
一曲づつ会場の反応を見ながら進めていく。お客さんも20代中心ということもあり、曲もロックナンバーに修正。
臨機応変にセットを変えるのが僕らのやり方だが、初参加のバンバンジーもそれについてきてくれて本当に助かる。
実力はもとよりステージの上ではチームワークが全て。
説明をしなければ進まない相手だと本当に苦労するが彼はあっという間にGYPSYQUEEN流を理解してくれていた。
途中のメンバー紹介でも僕はベトナム語の歌、マチャはギタープレイと続きバンバンジーもマイクパフォーマンスで芸人ぶりを発揮してくれた。
息の合った仲間に感謝だ。
そして、ゲストが続く。SKYの二人は見事なハーモニー。
凛としたおねえさんの声は透き通り美しく、おきゃんな妹は丸みのある優しい音を作る。
姉妹だからね。そう納得させられる歌に感動して、今日も急きょ一緒にやろうというお願をさせてもらった。
新しい出会いに感謝。
そして、今回まるでツアーメンバーのごとく共に過ごしたJacky。彼と意気投合して今回はギターボーカルとしてゲスト参加をしてもらった。
初ステージというのにさすがは世界コスプレ業界の最高顧問。
堂々としたステージだった。
東京でのリハーサルや本番ぎりぎりまでギターを抱え懸命に練習をしている姿にさすがだなと感じた。
コスプレの最高顧問。ただの勢いや力ではなれない。地道な部分を本当に丁寧にやる男だからこそその場に立てる資格がある。
その前向きな姿勢は光るものがある。これから共に新しい世界に挑戦していこう。
ゲストに迎えたNhu Quynh。Lam Truongファミリーのみんなともこれですべて競演したことになる。
モデルのようなスタイルの良さ、そして雰囲気に似合わぬハードな歌声は驚かされた。
少なくてもCDやDVDを聞く限りでは分からないパワフルさがある。
ベトナムのアーチストと共演する時にはいつも事前に音源をもらう。実は僕自身、あまりその音源に興味を持てなかった。
悪くはないが、どこに個性があるかが見えていなかった。しかし、同じ舞台に立てばわかる。
その実力、才能。こうして音を一緒に作ることで改めてこの国のアーチストたちの素晴らしさを感じることができるのだ。
最後は全員でセッションに。今
日の出演者が入り乱れてのフィナーレはあっという間の三日間の総決算となった。
みんなお疲れ様!ありがとう!
最後まで音響の調整をしてくれた菊池さん、僕らの行程のケアをしてくれた我妻さんに感謝だ。
終了後再会を約束してそれぞれ分かれる。
会場の照明が消え、あっという間に片付けが進んでいく。
さびしい瞬間。
僕らも最後を見届けることなく、ホテルに向かう。
このフェスにかかわったすべてのみなさん。お疲れ様でした。
終了後、みんなで打ち上げ。
今回も新しいたくさんの出会いがあった。
今まで知らなかった人たちとの交流は僕らにとって宝物。
何気ない会話一つ一つが新しい知識を分けてもらえていることに感謝。
そして、進化した次に向けての話し合いは続く。
最後は恒例の反省会。
みんなで集まってこのあっという間に過ぎた三日間を振り返る。
新しいツアーメンバーは僕らの動きを見てこの旅の意味合いを知ってもらえただろうか?
僕らが目指すものが分かってくれただろうか?
その応えはYesだろう。
共に心を合わせた時間は普遍のものに変わる。
時間はいくらあっても足りないくらいだが、僕自身が完全にダウン。電池が切れたかのように睡魔に襲われ朦朧としてきたので部屋に戻る。
明日もハードな一日が待っている。