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Great Indonesia 5

2014/11/3
7:00起床。昨日遅かったこともありなかなか起きられない。あっという間の滞在だったと毎回ながら思う。こんなにモールを歩いているのに結局お店も見れずショッピングもできず、買いたかったサンバルすら買えなかった。しまった、初日にすべてやっておくべきだったと反省。窓の外はいつも快晴。今日も暑くなりそうだ。レストランに行くと一番のりのようだ。しばらくたって師匠と河合さんと合流。お二人ともフルーツと野菜とヘルシーだ。健康第一なんだよね。本当に。とても大事なことだと思う。食事をすまし出発の用意をする。

渋滞が怖いので早め早めの行動が大切なのだ。9:30チェックアウト。4台のタクシーに分乗して空港に向かう。帰りもスムーズだ。街の看板には2015年のアセアン共同体の宣伝が。そうだ、来年になればもっと大きく変わるだろう。そしてこの街も変わる。もっと日本も変わる。その変わろうとしているときにここに入れることが嬉しい。空港まで予想外にすいていてなんと45分で着いてしまった。まあ、早いに越したことはないが。10:15空港着。シルバーバードで3000円、ブルーバードで1500円程度。まあ、そんなもんだろうか。時間に余裕があるのでまったく緊張感なくチェックインへ。

 

空港税をここで支払(普通はインクルードされているのだがなぜかインドネシアはそうなのか?)ここもスムーズに10:50チェックインを終える。税関を抜けあとは出発を待つだけというところで税関で若干3名が止められる。入国カードをなくしてしまったので出国できないというのだ。確かに入国時に出国カードに印を押されて渡されるのでこれはこの国に入ったという証。大事なもの。でも失くしてしまった。まあ仕方がないが解らないわけにはいかない。またもやどうすれば回避できるかを幾重にもめぐらせて考える。ホテルにあるのはわかっているのだが、すでに捨てられた?あったとすればどうやってもってくる?渋滞の時間にはいっているぞ。バイクのほうが早いか?誰に頼める?あとそれだけ時間に余裕がある?冷静に計算をするとすべてタイムオーバー。お手上げだ。その時に困り果てている僕らの所に係官がやってきて今回だけは許してくれるという。もちろん、ノー賄賂だ。ありがたい。そして反省。ガルーダのカウンターから出国カードをもらい記載してなんとか全員出国できた。

そして、ちょうどいい感じに時間を浪費した僕らはラウンジで一休み。朝から時に何もしていないのだが妙につかれている。1時間ほどの時間がすぐに立ってしまい搭乗ゲートへ。搭乗口はものすごく混んでいて窮屈な感じだった。アナウンスがあり機内に乗り込む。

 

13:15長いようで短かったジャカルタ滞在は終わった。機体は高度をぐんぐん上げ安定飛行へ。揺れの心地よさでうたたねをしているうちに機内食が出てきた。位置を見るとブルネイ上空あたりを飛ぶ。夕やみ迫るマレーシア上空だ。さよならジャカルタ。さよならって言葉が美しい事も昔のブルネイ大使に学ばさせてもらったことだ。

 

第5章1幕はここで終わる。順調なスタートとは言えないまま、ぎりぎりの状態でなんとかたどり着けた。自分にできないことがたくさんある中、それをこなしていかなければいけないという不安。その中でも舵を切った以上やり遂げなければいけないという思いで今日まで来た。
走りながら答えを出す。毎回のようだが今回は特に違う点が多すぎた。初めての連続。危険すぎる連続。それでもみんなに助けられて乗り越えることができた。これからも続く。いくらでも新しい試練はあり、その先に見えるみんなの喜びと達成感がある限り続けていくだろう。

 

前回のツアーで40回。なんとなく節目を超えた。起承転結で終わると思ったこの旅は続く。そもそも10を一区切りで起承転結をつけることは人が作り出した理論。生きる原理にそれはない。終わりも始まりも転機もみな人の都合で考えられること。本質は違うところにあるはずだ。今回は何を更新することができた?それが大切なんだろうね。だから、新しい何かが見つけられるように次の出会いを求めていくのだろう。

 

今回のツアーの成功には本当に多くの人々がかかわってくれた。それもかなり厳しい環境であった。感謝だ、この借りを返すためにもインドネシアでの新しい一歩を歩んで行ってみよう。始まったばかりだ。
ツアーをふりかえっていたらあっという間のフライト。時間を日本時間に戻す。日本領空に入りこころなしか寒さを感じてくる。日本はもう寒いだろう。機体は降下をはじめ羽田に定刻通りに着陸。23:00。みんなお疲れ様。ここでこのツアーは終わる。

 

未知数の国との出会い。

まだまだアジアは広い。

Great Indonesia。

世界四位の人口をもつ大国との関係は今始まったばかりだ。

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