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Vietnam Tour 8

「学校あったね」あたりまえだがほっとする。

入り口にたまる子供達をかきわけ中へ。

そしてそこに一歩足を踏み入れると恐ろしい人と熱気が待っていた。

100人もはいらないだろう中庭に300人近くの子供が集まりざわついている。

 

ステージと思われるスペースではキレイなピンクの衣装をきた子供達が踊っていた。

なんだか凄いぞ。

教室の窓、二階のテラス、あちらこちらから僕らのことを不思議そうに見る子供達。

子供といっても小学生ばかりではなく、結構大人もいる。

そして、ただでさえ暑いこの街よりもむんとした熱気、子供達の体温だ。

 

予定の20時を過ぎるとスタッフが僕らを呼びにきた。

「演奏をおねがいします」楽屋と呼べるようなところではない。

どこもかしこも人で埋まっている。

「どうやってステージにいけばいの?」掻き分けていくしかない。

 

「ヨーヨー」人ごみを掻き分けセンターにでるとすでにボルテージはフルだ。

最初の歌はFriendshipソング「Chung Ta La Ban」だ。

ベトナム語の歌詞で歌うこの歌はアジアの子供達に捧げた歌。

みんなで一つの歌を歌うことができればいい。

それぞれの国の言葉になっているこの曲のベトナム語版を歌った。

 

Shinonが歌い子供に教える。

最初からできることなんて余りなくてそんなことは問題ではない。

歌えなければ教える。

そしてみんなで歌えば気持ちいい。

出来なかったことが出来た瞬間が一番楽しいし嬉しいはずだ。

 

この嬉しさは子供も大人も皆同じ。

共通の思いに変わる。

そういうもんだ。

あまりの盛り上がりぶりに静かな曲は避けてセットリストを変更。

 

僕らのオリジナル曲もベトナムのポップスもみな盛り上がり大成功だった。

最後に子供達の知っている曲「Bon Phuong Troi」をやる。

昨日の学校でもそうだったが明るい歌詞なのにメロはもの悲しい。

 

そのまま終われずにアンコールでFriendshipソング「Chung Ta La Ban」をみんなで歌う。

この盛り上がり谷川さんにみてほしかったなぁと思うほど盛り上がった。

ステージを終えて楽屋に。

英語を話せる子供達や講師の先生がいろいろ話し掛けてくる。

みんないい顔をしていた。

来てよかったな。

 

子供は理由を問わず元気だ。

元気でない子供を作ることはここでは難しい。

お金が無くても不足はあってもいきる喜びにみちている。

何が無ければ、という欲よりも生きる幸せを感じるのか?

日本では元気の無い子供が多くなったといわれる。

子供たちから元気をうばってしまうなんて、日本にはいったいどんな空気が漂っているのであろうか?

僕が思う子供の姿はここにあった。

 

その後会場を後にして僕らは市内に戻る。

昨日一緒だったriverとSeventeenSaloonというライブバーにいくことになった。

昨年あったサイゴン川のほとりの場所から市内に移転していてちょっと戸惑ったが到着。

入り口で待ち合わせをするとおもいっきりドレスアップした彼女が待っていた。

昨日の姿とは別人のようだ。

なんだかおしゃれだぞ。

テンションも高くライブハウスのネオンと大音量の音楽に妙にマッチしていた彼女。

グループはドイツ人と韓国人そしてベトナム人。

ここどこだっけ?

そんなグループに僕らも混じる。

もちろん目的はライブ。

今回もオーナーに打診してステージで数曲やることになった。

その街の最新の流行を知るにはこういったライブバーに来るお客さんを見ておくに越したことはない。

どんなビートに反応するのか、どんな音楽を好んでいるのか。

日本とそう変わらない物価のこのバーで僕らが最初にやった曲は僕らのオリジナルAlfred&Juliaだ。

反応を見ておきたかった。

 

しかし、思いがけずステージにベースがなかったために僕がキーボードでベースを担当することに。

Ayuちゃんとツインキーボードだ。

今回はマンジーラをたたいたり、キーボードベースだったりいろいろやることになるなぁ。

それでもこのステージはやっとかなければいけないのですぐさまキーボードのスペースへ。

そこに立って思ったのだがキーボードってなんだか機材に囲われていて安心するよね。

自分のスペースというか、広くていいなと思う。

Bassなんてある意味フリースペースなんで逃げ場がないんだよね。

そんなことは差し置きアンコールも入れて3曲。

ほんの短いライブだがお客さんの受けもよくみんな上機嫌。

いつもよりストラップの長いMachaが妙にかっこよかった。

日本でもこのくらい暴れてよいよ。

 

そのあとも散々飲んで会計をすると100万ドン。

なに!100万。。。

でも一人日本円で1000円でした。

 

24:30ホテルに戻り1:00よりミーティング。

明日はいよいよ本番だ。

ビデオをみて反省事項などを探る。

 

2:00準次解散。

荷物を片付けて3:00就寝。

いよいよ来た。

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