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ASEAN TOUR 3

2015/02/23

04:30起床。目が明かない。ひたすら眠い。まだ窓の外は真っ暗だ。二度寝したらアウトなのでとにかく起きてシャワーを。なかなか熱くならないシャワーにいらいらしながら浴びて準備をして5:45ロビーへ。うわぁ早い。みんなもちゃんと集合。総領事館の近藤さんと橋場さんもこんなに早い時間なのにきてくれている。

大使館の仕事って本当に大変だと思う。そして06:00出発。長い一日が始まる。

すでにフライトの1時間前なのでものすごく心配していたのだが、橋場さんの「全然大丈夫ですよ」の言葉を信じて、だめだったらどうなるんだろうとちょっと面白くも思っていて出発。しかし、結果としては残念なことに橋場さんの言うとおりで15分で空港に着き、15分で出国でき予定の便に搭乗できることになる。空港についてもまだ夜は続く。ようやく白み始めた朝。チャンマイのみなさんとはお別れだ。今回は本当にいろいろ教わったしよくしてもらった。藤井総領事にあえたのも幸運だった。チェンマイは僕にとってトラウマの都市でもあった。今回はそれを少し挽回できた気がする。そして、また来たい町。そんな町になった。

 

07:00ホーチミンに向けてフライト。ようやく朝日を拝む。高度を上げる機体から見える風景はなぜか日本っぽい気がした。うん、この街にまた戻ってきたいね。機内ではベトナムの準備。頭の中のSIMを抜き取りベトナムのSIMをさす。切り替えなければね。およそ1時間。08:20BKK着。ここで数時間のトランジットだ。

 

Gゲートのラウンジで休む。正確には打ち合わせ。タイのお金をしまいベトナムドンを財布に。そんなことをしているとあっという間に搭乗時間になる。10:30あわてて搭乗ゲートへ。そして11:20。久しぶりのベトナム航空にのり飛び立つ。VN600便にてホーチミンへ向かうのだ。多少ゆれつつも昼間のフライトは風景が見えるからいい。12:50ホーチミン着。3ヶ月ぶりに戻ってきた。テトの最終日に当たる今日。市内には人が少ない。ベンタイン市場の前がスイスイ流れるなんてめったにないことだ。

日本もお正月はそうだよね。今日の宿泊地はファングーラオのホテル。1泊しかしなくてそして明日も早い。機能のみ追及したビジネスホテルで一泊することになる。空港から2台に分乗して到着。1153000ドンだった。

13:50エリオスホテルでチェックイン。移動の疲れもあり少しゆっくりしようということで再集合は16:45。合間を縫って足裏マッサージへ。もう足がパンパンだよ。1時間のマッサージが12万ドン。これなら毎日やりたい感じだね。

そして16:45集合。会場に向かう。場所はレタントン近くのライブハウスSAIGON RANGERである。

ここでベトナムのトップ歌手であるHIENTHUCと一緒に日越友好コンサートをおこなうのだ。日本とベトナムは今たくさん絆が生まれている。経済や観光もどんどん伸びている。そんな中僕らは現地アーティストとのつながりを深く持ち、こうして両国の交友公演について協力をしていただける歌手がたくさん生まれた。

 

欧米のアーティストも来る会場ということもあり音響には問題ない。PAさんもセンスがよくてリハーサルはすぐに終えることが出来た。リハーサル終了後、オーナーと食事に行く。オールドベトナムを感じさせられるレストランで本番前にして食べすぎなほど料理が出てくる。そこにHienThucが会場についたと連絡が来る。こちらが遅かったのか彼女が早かったのか分からないがまた会場に戻る。余談だが会場は3F。これが重い機材を持っての移動は結構大変なんだ。

しかしものは考えよう。エレベーターがない分だけ古い壁に深みがある。きっと100年位前の建物なんだろう。こういう世界を残せる所がすばらしい。会場に戻ると懐かしい顔もちらほら見えて定刻をこえた20:30.いよいよスタートだ。

今回は日越友好コンサートということで日本語が好きな人も多いと思い日本語の曲を多めにしている。もちろんベトナム語のナンバーも用意。ロックナンバーを中心にやり途中でHienThucを呼び込む。お客さんも彼女の登場に盛り上がる。なんといっても国民的な現役歌手。その重みが違う。

 

彼女の歌はベトナムの伝統的である歌が多く今のベトナム人のど真ん中のサウンドがこれなんだとわかる。ベトナム航空の機内でも流れていたからね。おもいっきりスタンダードだ。そして、GYPSY QUEENとのコラボ曲NEVERを歌う。日本語の発音もだいぶよくなった。シンガーは耳がよいので言葉も覚えるのが早いというがまさにそのとおりであると思う。約90分のライブもあっという間に終えた。日本とベトナムの名曲を演じて終わったステージ。今回は当初ベトナム国家大学で実施する予定が急遽ホーチミン市内のライブホールでの実施となった。

本当に実施2週間前くらいの出来事に驚愕もしたが結局何とかなる。それがベトナムの強さだ。そんなこともあり、会場には前回のベトナム国家大学での主催者も来ていた。この方、とても気に入ってくれていて次回の公演のオファを頂く。こちらの世界は本当に会ってナンボ。会わないと何も始まらないのです。来期について具体的な話をいくつかしているとステージ上はすっかり片付いていて一行は打ち上げに向かうモードになっている。あわてて片付けて、特に絶対に忘れ物のないように会場を出る。

22:30.荷物をホテルにおろしすぐにベンタイン市場付近のレストランへ。ここは本当に街中の庶民のお店。食材の香り、バイクの騒音。ベトナムに戻ってきた気がする。まずはイベントのお礼と感想を聞いたりお互いの情報交換をする。今回のプロデューサと以前日本に留学経験のあるシンガー志望のSeven

 

特にSevenの日本語はとても上手でまたもやベトナム語や英語を話す機会を失う。今年は建国70周年という事もありベトナムでの事業は目白押し。その中で自分たちに何ができるかを模索する。いい出会いだ。また一つ新しい出会いが広がった。0時過ぎ。ホテルに戻りファングーラオの街を歩く。

この町はこの時間でも全く眠らない。大音量の店先にはビールをあおる欧米人があふれている。そこにイカ売りのおばさんの自転車と花を売る子供たち。カオスだね。もうすっかりおなかいっぱいなのであとは足裏マッサージへ。12万ドン。ぱんぱんだった足がパンくらいになってよかった。飛行機の移動、現地での移動はかなりの距離を歩くので健康的であるが体へのストレスも多い。深夜2時、ホテルに戻る。

 

あっという間のベトナムだったが、ツアーの中日にホームに帰ったような気がして気が落ち着けるのであった。

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