Shang hai 3
- Post by: AKI
- On: 4月 8/15
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今回の出演者やスタッフみんな集まってにぎやかな会となった。今回は新しい出会いがものすごく多かったと思う。ほんと多かった。そしてみんな次につながるとても頼もしい新しい出会いだった。
隣の席に座ったのは上海在住の日本人バンドのマネージャーさん「たまみといいます」というがよく聞くと長沙出身の方だった。あまりにも日本語がうまいのでもうなに人だか分からない、というかそんなのは関係ない感じだ。僕は湖南料理が大好きなので盛り上がる。北京からも和僑会の仲間が来ていて今年の後半の話で盛り上がる。根底に流れるのは和僑会の精神。おこがましいが僕らの知り合いになる人にはみんな和僑会に入ってもらうように勧めていこう。自信を以て勧められる人たちが集う会なのだ。筋の通っていて自由度の高い組織は強いもんだ。
20時を過ぎ2次会へ。なんとこの時間に2次会とは。はやすぎるのではないか?ここで藤岡さんとじっくり話す時間をもらう。藤岡さんは今回の発起人にも関わらず熱を出してしまい倒れていたが今日は見事復帰。体調もわるいだろうけれどそうなったことを一番悔やんでいるのも彼、そして全然体調の悪さを表に出さず頑張ったリーダーだ。去年の上海でのこと、香港での総会のこと。僕らにとって昨年は和僑会との付き合い方をもう一度考えるきっかけになった年だ。そして考えた結果、いろいろなことを知り、学び僕らはここにいようと思った。そう思えるのは彼がいたからだ。
一番初めに会ったとき、あまり熱くないクールないでたちでいてあった彼。それでいて実は一番熱い男。そしてようやく今では友達を越えてまるで家族のように考えられる朋友になれた。今回はもう一人大切な仲間に出会えた。今回初めて一緒に仕事をした中山さん。最初はわからない事ばかりだったと思う。今回のイベントを通してたくさんの事を吸収したのではないかと思う。そして、僕らも遠慮なくものが言える感じになってきた。いいぞ、新しい風はどんどん吹いている。これはこんばんはとことん飲んでもらわないと。
そんな一緒に飲みたいと思う男がここにいることが嬉しい。と、病み上がりの藤岡さんも白酒ルーレットなど付き合ってもらい24時に終了。もちろんいつもそばにしてくれていざとなった時はものすごい馬力で僕らをサポートしてくれる老朋友、こばじゅんとともに濃密な上海の夜を過ごせた。
ルーレットで死にそうになってきたので今回はお開き。
ホテルにもどり恒例の反省会。映像を見て過ごすが睡魔が襲ってきてがくがくの状態。そこは気合でなんとかこのツアーを締めて終了。部屋に戻り2時就寝。タイ、ベトナム、ラオスと周りここ上海でGYPSYQUEENの春のツアーは終了となった。
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2015/03/09
06:00起床。白酒ルーレットは予想以上に残っていて頭が激しく痛い。東京では飲まないからね。なおさらだ。
06:40に早い便で帰国のサンプラザ中野くんとバンバンジを見送る。昨晩あんなに呑んだのに和僑会の東城さんが送迎に来てくれた。本当に和僑会の結束に感謝だ。一度部屋に戻り二度寝して10:00にチェックアウト。ここにもこばじゅんと藤岡さんが着てくれた。再会を約束してこなれた感じでタクシーに機材を満載に詰め込み出発。一台にこんなに詰めるってすごいなって思う。空港までは20分もかからずチェックインもスムーズだ。今回はJAL便。本当に楽。やはり日本人なんだな。細かい部分の対応がフィットする。
空港でこばじゅんとこの一連のツアー最後の反省会。アセアンから続いていろいろな経験が出来た。あとはそれをただの経験ではなく次につながる何かをコミットしなければならない。今回のテーマだね。コミット。次につなげるのだ。再会とコミットの約束をしてこばじゅんと分かれる。上海でも香港でもいつも最後まで空港まで来てくれるこばじゅん。大切な仲間だ。税関を抜けかなり狭いラウンジで搭乗を待つ。
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第五章5幕はここで終わり。あっという間の旅だった。何度かの試行錯誤を超えて安定といえる関係が作れたこと。それは結果的に新しい仲間を増やすことにもなった。新しい仲間を増やすというか僕らが周りを見れるようになったということであるのかもしれない。何も分からなかった頃。僕らは相手の顔を見ても瞳をみていなかったことがあったのではと思うことがある。そう、一緒にいても一緒ではない。もちろん、へんな感情ではなく単に距離があったということ。距離を埋めたくて一緒にいても縮まらない。それはきっと瞳を開いていなかったからだろう。いや、あえてみようとする努力をしていなかったのかもしれない。それは自分の態度を改めなければいけない事でもあったのだろう。それでは先にいけなくて、それでは何かうまく行かなくて、どうしようもなくてよそみをすることも頭をよぎった。でも結果的には僕らは正面から瞳を見つめたいと思い、そうすることにした。相手が自分の目を見てくれるかは二の次で僕らからそうした。結果それは僕らが思い描く方向に進んでいった。思えばアジアではこういっているではないか「硬く口をとじ、見つめる瞳に私から一言sabaidee(こんにちは)、声をかければ魔法は解ける」こんな歌を作って歌っているのにそれなのにそれができていなかっただけのことなんだろう。
何度も何度も繰りかえし続けることはとても厳しい。目に見える成果がなければ辛い。そして、思い違いや予想外の対応で心が折れそうになることもある。それでも、それを越えた先に何かある。信じた人だけに見える何かがある。そう信じてやまない。それを知っているのは一緒にずっと旅をしてきた僕ら自身だろう。続けてきたことを誇れる尊い仲間だ。まだまだ見えていない景色もたくさんある。喜びの数は厳しい時間を消し去ってくれる。止めない限り思い描く世界の入り口は閉じないんだと強く信じていこう。
13:05 JL080便に搭乗羽田へは2時間40分のフライト。上海と日本は季節的にもそう変わらない。国内線の延長のようだね。さらにJALの快適な機材とサービスでリラックスした時間が過ごせた。近すぎて見たい映画が全部見きれないのが唯一の難点か?贅沢な悩みだ。機体は高度を下げ多少揺れながら16:45羽田に降り立つ。
上海で出会った老朋友たち、そして新しい朋友。みんなありがとう。
次のラウンドでまた会おう!。
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GYPSY QUEEN Road to Asia #45
2015/03/7-03/09
Practice makes perfect.