Vietnam Tour 10
- Post by: AKI
- On: 10月 6/07
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20:00をちょっと回っての出演。
ステージに上がると会場のテンションも高まる。
一曲目は「SAIGON CITY」この曲は昨年のツアーの時に作った曲。
ベトナム人の強さと未来の希望を感じさせるようなROCKナンバー。
つづけて「MOONLIGHT&SUNSHNE」と続く。
MCではベトナム語、日本語、英語と取り混ぜて。
僕らのライブではどこの国でも通訳をお願いしない。
通訳が入るとノリが変わってしまうのとやはり自分たちでできるようにしたいという意味もある。
だからこそ毎回のツアーは語学試験のようだし(移動中はずっと勉強だよなぁいつも)、結果として他とは異なったステージができるのではないか?
それがGYPSYQUEENのアイデンティティであるのだと思う。
そして、「Dear Friends」これも昨年のツアーの時に書いた曲。
ベトナムというよりも出会った人たちに感銘を受けて書いた曲だ。
ぼくはツアーにいくとよくこの手の曲を書く。
それだけ幸せなんだな。
ネガティブなツアーの経験は無いに等しい。
今回ここにきた理由もこの歌にこめられている。
日本語なのでわかる人は少ないし、日本語がわかってもいきなり意味はつかめないだろう。
今はそれでいい、これから何度も何度も歌う機会があればそれもわかってもらえるだろうから。
ここでmachaのGuitarsolo、続いて僕の歌「Cho nhau mot nu cuoi」、という展開であったがみんな知らない曲だったということでぼくの所だけ自主辞退。
すぐさまmasaoのパートになった。
Masaoも日本から持ってきたドラムソロのギミックをやめて(PAさんが複雑なことはできなさそうなので)普通のソロ展開にした。
舞台を暖める役目もバッチリで会場のテンションは落ちていない。
ここでアオザイをきたshinonが登場。
爆発的な盛り上がりである。
歌うのは「OiTinh Yeu」会場も一体となった。
続けざま「Uoc gi」これもIntroから会場は盛り上がる。
ROCKアレンジをしているので原曲よりも壮大な仕掛けをしたのだがおおよそ受け入れられたようだ。
前半の演奏はここまでで、いったんバックステージへ。
20分ほどすると再び呼び出される。
スタンバイをしている間shinonは昨日の学校でやったボードで会話シリーズを実施。
これが結構盛り上がったりする。
「Alfred&Julia」は昨日のライブハウスで受けること間違いなしと実感をつかんだ。
よくshinonは日本と海外での演奏では海外のほうがぜんぜんいいといわれていた。
それは何故だろうと思ったのだがひとつはMCにあるのではと思った。
英語や現地語で話すせいかトーンがちょっと高めになるのである。
また、表現がストレートでわかりやすい。
そうすると自然に盛り上がった感じもするし、何よりも通りがいい。
そして、相手に伝えようとして話すのではっきりコミュニケーションが取れるのだ。
そしてHienThuc登場。
ベトナムの正真正銘の歌姫の登場でまさにボーカルバトルの雰囲気が漂う。
曲は「Dau co loi lam」。
これは偶然以前から坪田さんに聞いていていい曲だったのでROCKアレンジをしていた曲。
たまたま、それを歌っている彼女との競演となった。
ラッキー。
この曲なら大丈夫だ。
でも、もしかしたら坪田さんは彼女の出演を知っていた?
まあ、なんにしてもおかげでこの曲をかなり余裕を持って準備できたことには変わりない。
横で見ていてもそのパワーに圧倒される。
こっちのエンタテイメントのやり方なんだろう、ものすごくエネルギッシュである。
食われてしまいそうな勢いを感じた。
こういうのり結構好きだな。
ステージで自分自身のテンションも高まる。
コンサートもあっという間に終盤。
最後を飾るのは「あおいうさぎ」である。
その有名なドラマはここベトナムでも大ヒットしたらしくそのテーマソング「あおいうさぎ」はHienThucがカバーしているという。
それならば日本とベトナムの友好として最後にはこの曲を日本語、ベトナム語で歌おうということになった。
この曲も僕らがやるとかなりROCK。
Masaoがたたく限りこういう感じになるんだよね。
気持ちいいステージ、気持ちいいお客さん、そして最高のメンバーとともにこのステージを乗り切ったことは忘れやしない。
ありがとう。
終了後、関係者にご挨拶。
本当にお世話になりました。
僕らはホテルに帰り打ち上げへ。
みんなとの話題は出会ったすばらしい人たちの話題で持ちきり。
こういうのっていいね。
マイナス志向の話がない。
打ち上げでいやな思いをするなんてばかげているし、打ち上げで人の噂話をしても仕方がない。
このツアーで受けた恩恵とそれをどうして返していこうかということに話は盛り上がる。
DearFriends。
この街から生まれたこの曲がすべてを語る。