saigon 6
- Post by: AKI
- On: 12月 11/15
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21:30.ホテルにもどってもあまりゆっくりはできない。すぐにロビーに集合し21:50夕食に向かう。ベトナムのレストランはそんなに遅くまでやっていないので今日は近くのローカルレストランへ。サイゴンBBQという地元の店だ。混沌とした路地を行く。なかなかこういうところはみんな来ないので楽しんでくれるかなと思って選択。でも、スリには本当に注意。日本じゃ考えられないこともここでは注意不足で痛い目に合う。それでも旅の醍醐味。豪華なお店もよいがこういった地元の人で溢れかえる店も楽しい。
ここら辺りはバックパッカー街。外人が多いね。僕らも外人だけれど。1本50円のサイゴンビアがどんどん運ばれる。24時。ローカルフードで満腹になった一行はお店を出てホテルに戻る途中で解散。今日は疲れたね。僕はパンパンになった足のケアへ。30分5ドルのマッサージでスッキリだ。むくみが取れてブーツが大きくなった感じになる。ベトナム人のマッサージは当たり外れがあるけれどこのマッサージ毎日来たいね。
25時。ファミマによってお茶を買っていると「時東ぁみオニギリ」を発見。1個2万ドン(104円程度)で売っているので食べてみる。おいしいぞ。テンションの高いままホテルへ。今日のマトメをして02:00。初日が終わった。明日はさらに援軍が来る。大成功に終えるように全力を尽くそう。
2015/11/15
フェス2日目。効きすぎたエアコンの寒さで目が覚める。6時。外はもうかなり暑そうだ。昨日は多少スコールがあったが今日は心配いらなそうな好天で一安心。そのまま準備をして08:30朝食。今回はいつもと比べて本当にゆっくりだね。なんといっても同じホテルでの連泊は楽でいい。
10:15に再集合してあみちゃん一行と出発する。今日は時東ぁみおにぎり企画としてファン交流会を開催するのだ。この企画、今回のフェスをやるにあたって「日本紹介のフェスが二日きりでよいのだろうか?」という根本的な疑問から始まった企画。もちろん、やることはいいに決まっている。でもせっかくやるならその日までへの盛り上げやイベントを行ったあとのケアをしたい。そうすることによりより一層日本を理解して、恒常的に日本を知ってもらえることもある。たとえば、フェスに参加して日本の良さを知った時に、その人は参加していない人に日本のよさを伝えることができない。ネットでも見れるとは思うがフェスで感じたリアルジャパンについての印象が継続しないのだ。だからこそ、イベントは単発じゃダメだとおもう。
でも、毎日日本を伝えられる場所がどこにある?ここにあるじゃないか?ファミリーマートさんはホーチミン市内に70店舗くらいを構えるチェーン。それぞれのお店にはイートインがあるという。そこで日本を継続的に紹介できれば。そんなことを思いついた。そして、その一つの手段として「日本のアイドルの写真の入った商品」だった。日本では当たり前かも知れないが、未だ日本人キャラクターの商品は一つもない(と思う)。
今回時東ぁみちゃんとサンミュージックさんの全面協力により時東ぁみが推薦するオニギリができたのだ。今日はそのイベントとしてお店に伺う日。JFVへの集客に貢献できるものならしたいと思っていた。そんなわけで僕らは3区にあるお店に向かう。11:00.お店に到着するとファンが待っていた。みなオニギリを手にしているか分かる。嬉しいね。メディアの取材も来ていて、日本人アイドルがベトナム語を話す様子が映し出される。面白いんだろうね。外人の話す母国語は面白いよね。
ファンとの交流会はもうさすが慣れているぁみちゃん。何の助言もいらない感じでばっちりでした。盛り上がってしまい時間も押しているので足早にお店を出る。もう少しいたかったなと思う。12時過ぎにホテルに戻りすぐに集合。今日もランチはフォーボーコウというビーフシチューをいれたフォーだ。今回もそうだが参加者には徹底的にフォーを食べてもらおうという主旨の元、お店に向かう。
場所はファングーラオのはずれ。結構歩く。エアコンの効きすぎと日中の照りつける太陽は体力を奪う。道もガタガタだしちょっと疲れるよね。12:30ランチでフォーボーコーを食べる。異色のフォーだね。お店ではあみちゃんのベトナム語の先生となりつつある泰くんの指導が続く、受験勉強なみだ。限られた時間だからこそ大切に使わないとね。本番は一度きり。失敗したら次にやるまでそのステージがみんなの脳裏に植えついてしまう。だからこそ一回一回が全力勝負なんだ。食後ホテルにもどり少しクールダウン、少しでも体力を温存しないと。1時間弱の貴重な充電時間は結構リフレッシュできた。そして池田のステージのために会場に向かう。
公園の中の木々の木漏れ日の中を通ればそうでもないが暑さは健在である。暑いなぁ。つい独り言が出てしまう。バックステージで強烈なエアコンの部屋にこもってスタンバイしているとあっという間に出番となる。旧友のステージ。大成功に終えられるようがんばろう!一曲目はデビュー曲「モノクロームビーナス」。昨日にまして観客の反応もよく嬉しい持ちになる。そして「月の舟」では池田のソロで。実力が重視される国でスローナンバーは力の差が出るよね。もちろん歌い上げるその歌はすばらしい。最後に「あの月で君は待っている」。これは盛り上がりますよ。ノリのよい歌。全然違うけれど1985年に一緒にやったchinaGroveのノリを思い出したな。
ベーシストとして真横で見る彼のボーカルスタイルは攻撃的だ。もちろん、曲にもよるのだがこの歌を伝えるという事に対してのこだわりというか観客へ伝えたいというパワーはすごい。昔からそうだが物静かではあるが思いっきり筋の通った主張を持っている彼。なので同じく筋の通らないことが許せない自分とは気が合った。
ぶつかりそうになったら?もちろん、僕が回避しますよ。それだけ彼の言うことにはまじめな筋が通っている。勢いで筋を通そうとする僕よりも彼が正しい。自分を曲げても一緒に話して意味のある男。これからもいろいろなことを一緒に乗り越えたい。?ステージは無事終了した。今回、国歌を歌ってもらったり、初参加なのにフルにステージに立ってもらっって本当に感謝だ。
ステージを終えるともう僕の髪の毛は毘沙門天並になっているのでホテルに戻る。ホテルに戻る道で「GYPSY QUEEN!」と声をかけられる。ほんの少しだけれど知ってもらえてきて嬉しいね。そして17:45再度ロビー集合。サンプラザ中野くんも合流して全員そろった。いよいよフェスティバルの最終ステージが待っている。会場入りすると押し気味の進行だった。
コスプレショウが終われば先ずはジャッキーとkanameとのステージ。たいしたリハーサルはできていないけれど若さと人気をもつ彼らとのステージを共に過ごす。音楽がやりたい!という気持ちがとても強く伝わる。それがアーティストになる最大の要件じゃないかと思う。歌うのが好きで演じるのが好きでステージに立つために出来る努力を全てする。大事なことだ。自分も初心にもどらなければと感じさせる瞬間である。
思いっきり盛り上げた後にエターナルジャーニーのステージ。彼らも盛り上げてくれた。2度目のベトナムでのステージ。2度目と思えない準備万端のステージはさすがだね。彼らにも学ぶことはたくさんある。こうして若い力と共にいると本当に自分はもっとちゃんとやらなきゃって思う。
もったいないってね。そして中野くんや河合さんを見るとまだまだだなって思う。もっとしっかりしないととね。
上も下も皆すごい。そんな中にはさまれている今はまだまだ成長できるときであろう。決して満足することなくやっていかないとつまらない。もっと高い所を目指して音楽をやりたいと思える瞬間だ。そして、いよいよJapan Vietnam Music Showがはじまる。