Hen Gap Lai SGN 3
- Post by: AKI
- On: 2月 5/23
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会場に着くとステージと思われる場所の横の控え室へ。窓からみるとキーボードがないことに気付く。すかさず手配をお願い。キーボードがないとサウンドが成り立たない今回のライブ。結局小さめなキーボードが届きなんとかこのキーボードで対応をすることになった。Jimmyのすごいところはここでなんと鍵盤が2カ所音が出ない。すかさずポジションチェンジしてそのキーを弾かないように調整をしていた。さすがだ。それにしても暑い。昨日はあまり気にならなかったのだが、会場付近を散歩していたらあっという間に汗まみれになる。この町は本当にいきなり現れたようなニューシティ。きっとこの中に住んでいれば何でも揃うのだろう。東急グループの手による都市開発。日本ならではの気配りと細かさを考えればこの街の快適ぶりが分かる。まあ、市内までは一旅するって感じだけれどね。
1800BECOMX TOKYU ライブが始まる。NJJI、ナミさんと続いて19時過ぎにGYPSYQUEENだ。ベトナム入りして3日目の今日が初ステージとなる。今日の環境は決して良いとは言えない。モニターもとりずらいがそこはGYPSYQUEENにとって何ら影響はない。会場の雰囲気に合わせた選曲で「今日は盛り上げ中心な曲で」など持ち歌のベトナム語曲を奏でていく。ANIROCKSがインストなのでこのようなライブの仕込み的にはバランスがいいと思う。
ベトナムROCKを演奏した後にはANIROCKSそして最後に全員でコラボレーションをしてイベントを終える。 それにしても僕らは良いとしてANIROCKSのメンバーは初ベトナム、しかも初海外演奏組が多い。昨日のステージと今日のステージ。全く異なった環境で全て違う中、よく演じることができると思う。僕らが20年かけて作ってきたことの延長をまた新しい人たちが歩んでいく。そうして世界も仲間も広がっていくのだと思った。イベントも終え、そこで打ち上げとなりかけたが、その後に市内まで送ってもらうとドライバーさんが大変という事もあり着替えて21時帰路につく。
主催者の東急さんにご挨拶をして、そして再会の約束をして一路ホーチミン市に。うーん、美味しそうなレストランがあったのでちょっと残念な気分であった。うとうとしながらバスは猛烈に飛ばして2230ホテルに到着。よかった、今日はやはりもう一本のライブはできなかったなと思う。みんなで打ち上げに向かうのだがタクシーで分乗していったこともあり、迷子が続出。お店のしゃぶしゃぶの店に全員が着く頃には2330を過ぎていた。猛烈に喉が渇いていたのでビールで乾杯。中国系の店という事もあり中国語も通じるので楽だし、なんとなくホームの雰囲気漂う。メンバーともいろいろな話ができてよかった。1時前ホテルに戻り解散。部屋に戻りほぼ投げ入れたような荷物を片付けつつ就寝。
2022/12/11
900恒例の朝食ミーティング。この習慣はほんと長らく続いているなあと思う。予定は頭のさえている朝一にやるのが一番だ。今日は午前中はメンバーはゆっくりと言うことでそれぞれ思い思いに。僕はレポートやら打合せ資料の整理などに忙殺。1140にロビー集合をしてドンコイに向かう。今日は元SGO48のサニーと会う。サニーは今年の末から日本に留学に来ることになった。大学に4月から通うという事でそれなら歓迎しようということに。詳しいことを聞いていないのでランチがてら話をすることになった。メンバーも連れての大移動だが、かねてから入ってみたいレストランにてランチを食する。なかなか豪華である。
サニーとのランチを終えた後フイタンと合流。彼の店Ghe Coffeeに向い諸々のお礼、今後のプロジェクトについてはなそうと思っていた。ただ、メンバー全員でいったのでお店には入りきれずに近くのカフェに移動。
ANIROCKSの評価などを含め来年に迫っている日越外交関係樹立50周年について話す。今回彼の全面アレンジで僕らの曲「希望の道」がリニューアルされる。そのできが非常に楽しみなところだ。ベトナム側の歌手もおよそ決まってきている。2008年に初めて出会い、そして今まで続いている縁に感謝だ。今日の夜のフィナーレでまた会おうという事になり1度ホテルに。ホテルに戻るとこれも旧友でKhoaと会う。かれも様々な音楽イベントを手がけており、今日もニャチャンで行なわれるフェスへの招待の話を持ってきた。いい話で是非受けたいと思って話を聞いているとなんと!その日はベトフェス止まるかぶりという事が分かり大ショック。「ニャチャンのイベントを変更できないか」などと無理難題をふっかけるがこちらも日程が決まっているようで難しい。
うん、残念だ。ニャチャンは何度か話が合ったがまだ行けていない場所の一つ。ビーチリゾートで避暑地としても名高い。きっといつか行けるだろう。それも近いと思う。Khoaとの話が終わるか終わらないかでメンバーがロビーに集まりつつある。僕もベースを取りに行き17時に出発。今日はホーチミンの日本人会のイベントに顔を出すことになっていた。ホーチミンにも日本人は増えてきて、若手も多くなり、バンドをやる人も増えてきた。そんな日本人の集まりが少しづつ増えてきてサークルが出来る。ベトフェスでしりあったヘムヘムサイゴンのメンバーに誘われてホーチミンにいるならと出演することになったのだ。こうして僕らはいつも地元でのライブを行なってきた。ただ、それが日本人の主催するものとなるとほぼ初めてであった。以前では考えられないことが今現実になっている。ホーチミンでこんなにも友人が出来たことは2006年から来ていて無かったこと。音楽という共有言語で話せる仲間が出来たことが何より嬉しく、二つ返事で参加させてもらう事になった。1720ベンタインの裏側にあるyokocafeに到着。まさにライブバーという感じで盛り上がっている。荷物も置くスペースもないところになんとか陣取り準備をする。壁面を見るとジョンレノンの肖像画が。そうかこのyokoとはonoyokoの事だったんだと知る。
ヘムヘムのAbeさんとも久しぶりだ。といっても2ヶ月ぶりか。そんなに頻繁にまたベトナムにこれるようになってきた。イベントの最後に僕らの演奏時間を頂き、GYPSYQUEENから始まった。当然ベトナム語の曲とオリジナルでも盛り上がれる曲を用意。酒も入っているせいかみんなノリがいい。そしてなんだか楽しい。音楽をやる楽しさはその規模ではない。自分がいいプレイが出来たときはもちろんだが、それ以上にお客さんの反応がいいときに音楽の喜びがある。自分勝手にならない音楽。それはずっと目指していて、出来ないときも多かった。気付かないときも多かったと思う。でも一番楽しいのはお客さんが喜んでいる顔を見ながらプレイすることだ。オンライン生活でちょっと寂しいオンラインライブを続けたときは、音楽の楽しさを忘れていた。でも、こうして対面でやって再び思い出す。ライブは最高だ!