ゴールのないゲーム
- Post by: AKI
- On: 3月 7/09
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日本は相変わらず寒いけれどすでにヴィエンチャンは猛暑。
そんな話を聞く。
先日のツアーでもお世話になった諸富さんが日本にきていて会う事になった。
何度かラオスであっている人が日本で会うというのも不思議な感じ。
なんでだろう。
そうだ、みんな長袖とかジャケットを着ている。
大体ツアー中は超ラフな格好だし、一年中夏のような国では冬服は存在しない。
かしこまった感じだよねとお互いに感じるんだろうね。
そんなラオスでの出来事はいろいろな思いがありぼくらにとってはとてもプラスになった。
何よりもより地にずっしりと立ったような連携ができたツアーだった。
帰国後、カンボジア大使館にお礼を言いに行くとそれまでそっけなかった書記官が大歓迎で迎えてくれた。
カンボジアは本当に時間とかにも正確な人たちが多く、僕が2分くらい遅れたらみな入り口で待ってくれていて、「遅いので心配していた」
といわれる始末。
うむ、僕らより時間に厳しい。
でも、そんな人たちと時間を共有することは共感を生むことでもある。
「なぜ、ラオスでは4公演でカンボジアでは1公演なんですか?」そういわれることもありがたいことである。
今回は事前の進行が遅く、結果的にスケジュールを短縮することになったが、次回はもっと時間をとることを約束。
そうしたらアンコールワットでのコンサートを是非と薦められた。
アンコールワットはかの有名な世界遺産。
そんなところでコンサートができることであればきっと素敵なものができるだろう。
そんな近い未来の約束をして僕らは別れる。
音楽の旅はシビアでその出来いかんで二度と会わなくなる人、とっても大切な仲間になる人に分かれる。
前者の責任はいろいろな要因があるが一言で言ってしまえば僕らが悪いのだ。
過去、数度そんなことを経験したが幸いここ数年はそれがなくなった。
今ではほとんど後者になったことがうれしい。それでも気を抜くことは出来ない。
今年ラオスではじめてあった人が「クリエイティブな仕事にゴールはないと思っています」ということを言っていた。
そのとおりなのだ。
永遠にゴールはない世界。
生涯走りきるか、リタイヤするか。
そんなゲームはこの上なく楽しいね。
そして、次に向けて僕らは準備を始める。
カメラマンのGucchi氏といろいろなことを始めようと話し始めた。
近いうちに公表できるようにがんばろう。