Sakura Festival in Vietnam 3
- Post by: AKI
- On: 4月 19/09
- With 3件のコメント
ステージは「Saigon City」から始まる。ホーチミンに初めて到着して感じたベトナム人のパワーを歌った曲だ。
この曲はこのステージのオープニングにぴったりだ。今回は45分のステージ。なので少ない曲の中で構成を作らなければいけない。前半はアジアチックに、中盤はROCKにという構成とした。
ハノイではなかなかROCKBANDを見る環境がないと前回の渡航で感じた。きっと、ROCKを求めている若者もいるだろう。そんな気がしたんだ。まあ、みる方も慣れていないと思うので、どんな反響があるか分からない。それでもふつふつと湧き出すような、何か新しい感覚を感じてもらえればいい。そんな気持ちでセットリストを作成した。
僕らの定番ともなったベトナム語曲「ボンホンチョイ」も観客と絡めて盛り上がる。いい感じでステージが進むといきなりMCが。なんだか迷子のお知らせらしい。ノリは止まってしまったが次はバラードだしよかったかもね。
Bon Phuong Troiの動画はこちら
www.youtube.com/watch?v=kRkoQFX8eek
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一息置くことになり落ち着いて「ユメノトビラ」へ。この曲はやればやる程バンドの中でしっくりいってくる気がしている。前回のビエンチャンあたりからのこの曲のテイクは我ながらすごくいいのでは?と思う。
そして、今回の新曲「Light your fire」と「フロイト」を2曲続ける。最近ユメノトビラのプロモートもありアルバムの曲を中心にずっとやってきたが、そろそろ新曲を、という声を受けて今回は2曲持ってきた。ともに乗りを重視したライブ向き楽曲。
フロイトは精神学者のフロイトの理論をテーマに作ってみた。日本ではまだ未公開なのでそのうちに披露できるだろう。観客に目を落とすとみんなのにこにこした顔がよく見える。ちょっと盛り上がるのは恥ずかしいのか、コールすると答えるといった感じ。
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でも、僕らはよく分かっている。この状況でみんなはすごく楽しんでいることを。欧米のそれのように思いっきり表現をするわけでもない。それでもいいものと悪いものを判断して自分たちなりに評価をしてくれる。そういう人たちなのだ。
そして、「ALFRED&JULIA」でGYPSYQUEENとしてのステージを締める。ミーリンを呼び込み1曲彼女の曲をカラオケで、そして「Paradise in your soul」で再び僕らはステージ上に。
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ミーリンとのコラボ゙作品を演奏することになる。彼女の独特のフェイクには翻弄されるがそれもまた楽しい。ステージの上でこうして共演することはこのイベントの主旨にマッチしているだろう。GYPSY QUEEN with My Linhが出来上がったのだ。そして、最高潮のうちにステージは終わった。
みんなの笑顔、一時どうなるかと思ったが無事終えられた安堵感。そうゆっくりもしていられない。このあとはDaeWooHotelでレセプションがある。汗を拭く間もなく、大混雑の会場を抜けバスに戻りレセプション会場へ向かう。時間がまだ早かったのと、とにかく汗だくなのでホテルに一瞬帰ってもらう。10分間。ここで着替えて整えてレセプション会場へ。本当にばたばたであるがこれが流れならば問題ない。
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パーティ会場は大混雑。まずは実行委員を取り仕切る藤澤さんを探して挨拶。みんなかなりお疲れのようだ。そうだよね。イベントって結局当日はもうろうとしているうちにあっという間に過ぎてしまう。それが運営サイドの大変なところだと思う。
この日は関係者がみなこの会場に集まるということ、僕らの明日以降の予定を確認するということもありかなり慌しく時間が過ぎる。それでも話したい人と話し、お礼を言いたい人にお礼を告げ、旧友には「久しぶりだね」と肩をたたく。ミーリンが到着し、藤澤さんに挨拶。そして壇上で簡単な挨拶をしてくれた。疲れているのにいやな顔一つみせないミーリンはプロフェッショナルだ。
大使館の古舘さんと再会。相星公使をご紹介して頂く。とても気さくな人だった。ほか出演者の南川しのぶさんと話したりする。演歌っぽい人かと思ったけれど全然そうではなくて意外だった。
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宴もたけなわ。最後に「ヨサコイハノイ」が演奏される。今回の参加に際して藤澤さんと「このイベントを表すような曲があったらいい」という話の中から生まれたこの曲。リズムをアジアチックな解釈にして演奏し、踊る。生の踊りをこの曲に乗せたのを見るのは当然初めてなのでその勢いに感激。ヨサコイってこんなにパワフルなんだ。それが最初の印象だった。
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知らないことを一つまた知る。それはいつでも素晴らしいサプライズだ。ここに八丈太鼓があったらさらにさらにかっこよかっただろう。実現したかったなぁ。タクピーがいたら感動してくれただろうなぁ。急な作業にも対応してくれた彼にも感謝だ。日本のBS11のインタビューが急遽入り、取材を終えたミーリンと立川先生と糟谷社長は会場を出た。僕らは最後に主催の方々にご挨拶をして会場を離れる。
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実行委員会はこれからミーティングだという。大変だ。その努力が報われるように僕らも役割を果たそう。ホテルに戻る途中のレストランを見つけそこで再び乾杯。ベトナム語オンリーの店員にワインリストをもらうのに手間取ったりバタバタではあったがそれも最高の勉強。いつでもどこでも学ぶ。大事だよね。このアウトドアのレストランはとてもいい感じだった。恵比寿あたりにあったら繁盛しそうな店だな。23時。お客さんも誰もいなくて店員も帰りたそうだったのでホテルへ戻る。
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メンバーは昨日の「いつものみせ」へ。ここでは音楽談義。諸富さんとこれからの夢を語る。ぼくらがどうしていけばいいか。それは幾重にも広がる可能性だ。大変なことは承知だ。それを承知でアジアで音楽を始めた。だから考えることをやめなきゃ終わらない未来がある。そうであれば考え続けよう。バンドメンバーもスタッフも一緒だ。一緒に何かを作ることそのプロセスが一番重要であり、いつまでもそういったバンドであり続けたいと思う。
24時を回りホテルにもどる。今日の音源をチェック。明日への課題を考えよう。明日も同じ会場。時間も観客も異なれば中身も変える。
何度もセットリストを組み直して明日に備える。みんなの気持ちにこたえるために僕ができることは考えることだ。2時就寝。
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