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Thailand Tour 3

2007/12/8
27年前、ジョンレノンが撃たれた日。

06:00起床、ひたすら眠い。今日からいよいよ活動が始まる。
何かとあわただしくなる前にChiang Maiを知っておこうと午前中にプライベートな予定は押し込んだ。
11Fの眺めの良い部屋からの市内の展望。
所々に寺院があり、朝もやに煙っている。なかなか幻想的な眺めである。07:30。朝食の為にロビーへ。レストランはオープンエアのガーデン。

ちょっとだけ肌寒いが目を覚ますには一番。何よりも風がとても心地いいのだ。朝食時のミーティングで一日は始まる。その日の最後に翌日の確認をして、当日の朝一番でおさらいをする。面倒なことだがこれでたいがいのミスはなくなるもので、特に疲れがたまってきたときに多いうっかりミスを防ぐことにもなる。

自分のことは自分で、そしてメンバーにも気を回せる余裕を。
それは朝のミーティングから始まる。08:30ロビー集合、このChiang Maiにいる間のパートナーはドライバーのミーさんだ。タイ語しか分からないミーさんとの珍道中かな?まずはこの町を見ておこうということでワットプラシンに向かう、渋滞をしていてもクラクションを鳴らすことのない市民性。
のんびりした感じがいいね。到着して早速拝観。大きな仏像になんだか「本場」を感じさせられる。奥に進むとなにやら竹の筒に水を入れて手作りのケーブルで仏像の頭のほうまで筒を運ぶ簡易ケーブルみたいなものがあった。
みな、ここで竹筒に水をいれて仏像にかけている。信仰心ということばを感じさせられる。次にワットチェディルアンに。ここは巨大な建造物でその大きさは ChiangMai一ではないかとおもう。これらの建造物には必ず象がついていて面白い。建物から象が体を出していたり、頭だけが付いていたり。だんだん日差しが強くなってくる中、僕らはちょっと急ぎ気味で史跡を回る。

最後に訪れたのがワットチェンマン。なんだかとてもカラフルなお寺に拍子抜け。おまけにところどころに犬が無防備で寝ている。平和だ。

ほのぼのだ。日本だとお寺はみな厳粛なもの、モノトーンの世界と思いがちだがここはそうとは限らない。入り口がスパンコールで飾られていて、なんだかゴージャス。そうだ楽しい天国への入り口のよう。
土地や人が変わるとものの捕らえ方も様々である。
僕はちょっとこのファンキーなお寺で今回の公演の成功を祈った。
そして、みんなが健康に旅を終えられるようにと。

その後今日のライブ会場へ。
ミーさんからタイ語を例のごとく教わる。
サワディカップもここではサワディジャーオ。

方言だ。みんな気に入って連発。
ミーさんは声がとても高くて声優みたいな声。
でも、見た感じはかなり怖い。そのアンバランスに食いついたviviちゃんはタイのニューコンビを組む。毎度ドライバーさんと即仲良くなる力は凄いと思う.

11:00ビアヤーマンへ到着。オーナーが出迎えてくれた。ステージにはハコバンのメンバーがきていてすでに準備をはじめていた。一緒にセッションをしたいというので今夜のセットリスト考える。
日本で考えてきたものを180度覆すということは良くある。最後の最後でそのシチュエーションにあったものを。それが僕らのスタンスだ。リハをみていると machaがいう「昨日と全然演奏違いますよ、気合は言っている感じでいいですね」僕らの出現が多少なりともみんなにスパイスを与えたのだとしたらそれはすばらしい。

かかわることでプラスに変異する細胞のように僕らは音楽を媒介に成長していくのだ。結局何をやろうというまもなく僕らの曲に民族色豊かなパーカッションが加わることになった。
日本では見たことのない楽器もある。
音も独特な感じがする。強烈な打撃音のものはないのだがみな、ヒーリング系の音がするものばかりだった。うむ、いいなぁ。
できることならばここでレコーディングしたいくらい。そんな気分である。

初めてのかおあわせなのに昨日のmasaoインパクトのおかげで打ち解けることが出来た。まるで一緒にツアーを回っている仲間のようで楽しい。そのうちにセットリストも確定した。GYPSYQUEENの最初の曲はAlfred&Juliaに決めた。ジョンレノンの命日に彼の両親の名前のついた曲を演奏する。Masaoの提案だった。リハーサルを終え会場を出る。「またね」。和気藹々とはこんなことか?さあ、おなかがすいた。ランチはこの町の名物の「カオソイ」だ。

13:00カオソイのうまい店といわれるランブーンにいく。なんだか店構えはメッチャ汚い。というか雑然としている。ハエを追い払うために扇風機をフルにかける。
それでも、一杯30Bのカオソイは絶品でお変わりするほど。

ここではおいしいという言葉を「ラムテテ」というらしい。
「アロイ」ではないんだよね。方言の面白さですぐにその言い方になれてしまった。 春巻きもカオソイもガイヤーンもうまい!かなり充電できたと思う。そして、14:00。ホテルにもどり休憩。僕らはマッサージに向かう。
一人200Bで1時間は安いじゃないですか。
タイ式のマッサージはかなりアクロバットというか全身かちかちの僕にとってはかなり痛かった。そして、ナイトバーザルに向かう。まだまだ出展前ということであまりにぎやか感はなかった。
そしてホテルに戻って出発の準備に入る。

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