World Heritage 9
- Post by: AKI
- On: 8月 29/09
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外に立っているとサンダルの足の甲がひりひりする。
遠くに湧き上がる積乱雲。RHが早いかスコールが早いかだな。
あの雲は絶対どっとくる雲だ。持ち時間もあるので見切り発車的に音を出しはじめた。
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酷暑の中のRH。しかしMy Linhはセーブしながら無難にこなしてくれた。
もちろん、GYPSYQUEENも万全の準備ができた。
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遅れること20分。16:20に終了しホテルに戻る。
16:55ホテル到着。その時ポツポツと。そして一気にきた!
危ない、あわやのところでこのスコールに見舞われることになったよ。
この雨で動きが取れなくなり16:35雨のやんだ涼しい環境の中でミーティング。
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19:15に会場に向かうことになった。
会場に着くとセレモニーが行われるところだった。
実行委員長の松田岩夫先生の挨拶などを聞き一度ホテルへ。
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時間もあまりないので食事を簡単にすませて再び21:10に出発。
「すみません、現在50分押しています」。会場に着くと早速遅延情報が。
遅くなるのはかまわないがお客さんが大変だろうなと思う。
出番まで時間があるので楽屋で待機。隣の楽屋のリズムコレクションの人たちがとても礼儀正しいので気持ちよく過ごせた。
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そして、いよいよ出番となる。
今日は前夜祭なのでMyLinhを含めて3曲のみとなる。
最初はボンホンチョイだ。当初Wiredを予定していたが会場を見た感じでなかり地元の人が多いことに気づく。
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それならばベトナム語で始まったほうがいいと思って急遽変更した。
日本と異なりあまり異色のももから始まると最後まで自分のペースを失ってしまう人がいる。
そんなことを考えまずは相手の手の内に入ろうというやり方だ。
やはり、言葉がわかるということは強くて、shinonのたどたどしいベトナム語でのトークも優しい目で見てくれる。
そして二曲目は日本メコン年のイメージで書き上げたBlueSkyだ。
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この曲はベトナム語版もありUnlimitedが昨年末のライブで一緒に歌ってくれた曲でもある。
ノリのいい2曲をつづけた後、今日の開会式の最後にMyLinhの登場となる。
このフェスのテーマソングを歌う彼女。何度も書いているがこの「Paradise in your soul」の製作には日越の距離を越えて培った情が存在する。
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まったく違う文化同士の作業の進め方は当然異なる。
それでも完成させなければと双方が努力して仕上げたこの曲。
製作過程も含めてフェスティバルのテーマとして最適ではないかと思う。
彼女のソウルフルな歌に観客は遅い時間ながらも飲み込まれている。
そりゃそうだ。国家的な歌手、大御所ともいえるMyLinhがここで歌っているんだからね。
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そうして15分たらずの開会式でのステージを終えた。