World Heritage 19
- Post by: AKI
- On: 9月 8/09
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2009/08/17.4時起床。まだ、昨日が続いている。
目を覚ますために熱いシャワーを浴びるが目が開かない。
疲れもピークか。
それでも遅れるわけにはいけない。
ベットに戻るとそのまま寝てしまいそうなのでばたばたと片付けなどをして体を起こす。
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5時ロビー集合。今日はアンコールワットの日の出を見に行く一行に混じって早朝撮影をするのだ。
ホテルから10分くらいでアンコールワットへ。
途中の道は夜中の道。
車を止めてもそとは真っ暗で懐中電灯がないと歩けない。なんか富士山の日の出に行くような感じだな。
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それにしてもこの恐ろしい蒸し暑さは体に良くない。
うっすらとアンコールワットは姿を現す。
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かすかに五つの尖塔が浮かぶ。まだ、よく見えない。
この寺院。
とても有名だからいまさら説明は必要ないとおもうので簡単に述べよう。
12世紀に作られなんどかの繁栄、荒廃を繰り返し近代においてはカンボジア内戦の舞台にもなったところだ。
それだけに貴重な仏像はかなり破壊されたが国際的世論の注目もあり、修復が進みそれは今も続いている。
東西1500メートル、南北1300メートルという広大な敷地にある寺院である。
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西が正面にあたりぼくらもこの西の参道から寺院にはいる。
それ以外の門はあまり知られていないし有名な写真はだいたいこちら側からだ。
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構造は三重の回廊の中心に尖塔が東西南北それぞれと、それと中央にそびえる尖塔。
これら五つの塔が象徴的なビジュアルイメージを作っている。
?まあ、そんなかんじで分かるだろうか?
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暗闇の中、環濠を越えて寺院内部に入る。
ここまでくると薄明かりでなお神秘的な寺院が姿の全容を現す。
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神秘的だ。なんという力強さだ。しばし感動。
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日のでは5:50.あと20分くらいだ。
遠くの東の空がほんの少し赤く感じるが今は雨季。
残念ながら日の出は拝めそうにない。
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僕らはこの尖塔を望む聖池付近で撮影のスタンバイ。
あまりにもの湿気にsekiは悩む。
このときは知らなかったが後からきいたらこのときにカメラ一台壊れてしまったらしい。
蒸し暑さの中撮影は終了しすぐにホテルに戻る。
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暑かったな。ちょっとぐったりだ。
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この遺跡の不運な歴史をなんとなく肌で感じた。
ラオスのワットプーと非常に似た構造であることもわかった。
クメール王国の時代の建造物と考えれば当然なんだろう。
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そんなときに思ってしまうのはその修復作業の差である。
ここアンコールワットは世界に見守られ大規模な修復が続いている。
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寺院内はきれいに清掃されていて、ごみの山なんてみつからない。
反面ワットプーは整備がされず崩壊するのをただ待つようなものであった。
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多少の修復保全作業は行われているがこことは比べ物にならない。
同じ世界遺産であってもその注目度でこんなにも変わるのか。
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ラオスを愛するものとして、なんとか世の中にワットプーにも注目して欲しい。
何をすればいいのだろう。
知り合いたちと熱く語ることもビアラオを飲んで騒ぐこともそんなことでは、何も変えることはできない。
もっと社会にラオスの崩壊しつつある世界遺産を知ってもらい支援の目を向けさせるために自分ができることはまだまだ足りなさ過ぎる。
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もっと自分に力があればと悔しい思いだ。