China Tour 4
- Post by: AKI
- On: 11月 11/09
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湖のまわりに作られた新興都市は整備され、計画されつくした街だった。
洋風のレストランが並びBMWやVWが各所に止められている。
ここに中国のイメージはない看板が英語であれば欧州のどこかの街と間違えるところだろう。
大混雑のなかライブバーに。この店は欧米人が多くかよいそうなビアバー。
でも良く見ると中国人が多い。
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今までこの手のバーだと欧米人がビール片手に飲んでいて、中華風のライブバーだと暗い中地元の人が飲んでいるというイメージがあった。
それはもう過去の話であることに僕らも気づくべきだと思った。
ここによたさんも合流。ぼくらはそそくさとステージセッティングを勝手に始める。
この辺はメンバーの強いところで誰一人「準備していいですか?」とか「この電源かりていいですか」なんて面倒なことは聞かない。
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勝手にあるものを自分の仕様に合わせて準備をする。
それがこちらのやり方だ。
21:00ステージは始まる。
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明日のコンサートの調査を兼ねて、そして蘇州人の反応を見るためにさまざまな曲をやる。
日本語が受けるのか、中国語が受けるのか?英語は大丈夫か?そんなことをこのステージで見極めるためだ。
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ステージは40分。
セットアップを手伝ってくれたCCBのドラマーのような髪形をした人に「一緒に演奏する?」と聞くとちょっと恥ずかしがりながらも喜んでいた。
きっと英語の曲ならいけるだろうとおもってKnockin on heaven doorをすすめた。
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そうするとすかさず「ガンズアンドローゼズは知っているよ」と答えが返ってきた。
そうか、この曲はクラプトンじゃないのね。と思った。
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最初はGYPSYQUEENのオリジナルをやり次に中国語の曲をやる。
最近のヒット曲なので中国受けするかどうか見たかったがあまりそうでもなかった。
ただ、終わった後に次のバンドをみているお客さんをみて思ったのだが、ここのお客さんはそんなに盛り上がらない。
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でも、じっとステージをみているんだ。
そうか、ここのお客さんは新しいもの、自分たちの知らないものに興味があるんだなと感じた。
慣れ親しんだものを盛り上がって楽しむよりもまず吸収するためにちゃんと聞きたいのだ。
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ロックとなれば盛り上がるのが一番と思っている僕らとは感覚が違う。
ステージに立って、ノリのよい曲をやっていてあまり盛り上がらないと不安になってしまうことがある。
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でも、ここではそうではないと確信。
この経験が明日以降非常に役立つことになる。
そして今日は中国の雰囲気を見てもらうという意味で観戦に回ってもらい盛り上げてくれたGeNeに感謝。
そしてこの場所をセットしてくれた球ちゃんにも感謝だ。
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短いステージはあっという間。
次のハコバンがやっている間に軽く飲む。
ハコバンはハロウインの格好をして、欧米人とフィリピン人と中国人の混成ユニットのようだ。
ここでもフィリピン人の登場。
ベトナムでもタイでもそうだったがフィリピン人のアーチスト性にはいつも目を見張るものがある。
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22:30会場を後にしてホテルに戻る。
23:00.まだまだ早い。
そして今日はハロウイン。
去年は北京の三里屯だったな。
街に出るとすごいぞ。
骸骨やら悪魔やらたくさん街にあふれている。
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コンビニにビールを買いに行ったらレジにブルーマンがならんでいた。
「ブルーマン?」と聞くと「是!」と応えた。
ここではブルーマンも中国語なんだな。
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警察も出て大混乱になっているそばの店にはいりとりあえず面を頼む。
そして、夕食で飲めなかった雪花ビールも堪能。
アルコール度2.9%とものすごく薄い。
これはたくさん飲める?
いや、かえって飲めないかな?
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結構面白い店で十分堪能してホテルに帰る。
会計は一人20元。安い。
でも、いつもmachaが行く店と比べちょっとこぎれいなので明日は違う店に行くんだろうな。
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24時解散。
ホテル内の24時間の足裏マッサージに行こうとしたが人がいなかった。
服務員を探して聞くと「店はやっているけれど人がいない」とのこと。
まあ24時間営業に間違いはないのだが。
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誰もいないフロントにバラエティ番組の笑い声が響く。
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今日は早く寝よう。